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「自信がないからダメだ」と言う勿れ

僕「はぁ(ため息)」

と「ため息なんて吐いて
  どうしたんですか」

僕「やりたいことがあるんだけど、
  できる自信がなくて」

僕「自分に自信がある人が羨ましいなって」

と「そうですか」

と「ボクは常々思ってるんですが…」

と「なんで自信がある人が
  憧れの対象になったり
  社会で重宝されたりするんでしょう?」

僕「そりゃ自信があった方が
  頼り甲斐があっていいでしょ」

と「そうでしょうか。
  ボクは自分に自信はありませんが
  快適に過ごしています」

僕「それは君が組織に属してないからだよ」

と「ダニング=クルーガー効果って知ってますか?」

僕「聞いたこともないな」

と「能力が低い、経験が浅い人ほど
  自分を過大評価する
  認知バイアスのことです」

と「能力が低い人ほど
  的確な分析ができず
  根拠のない自信を持ってしまう」

僕「へ〜」

と「ボクは時々、
  いろんな大学の論文を読んだりするんですが…」

と「アメリカのある大学で
  こんな実験があったそうです」

と「ダイエットプログラムに
  参加したい学生を集めて
  最初にアンケートを取ります」

と「アンケートの内容は、
  ”あなたは甘いものの誘惑に勝てそうですか?”
  というものです」

と「プログラムが終わって結果を見ると、
  ”誘惑に勝てる”と答えたグループは
  ”誘惑に勝つのはそう簡単にはいかない”と
  答えたグループより
  平均13kgも重いままだったそうです」

と「禁煙に関しても
  より自信のなかったグループの方が
  成功したという研究もあります」

と「ある人は自信はあった方が
  いいと言い
  またある人は自信はない方が
  いいと言う」

と「自信なんてそんな二枚舌で
  語られるような話なんです」

と「自信があってもなくても
  あなたらしくいれば
  それでいいんじゃないですか?」

と「あなたらしく
  やりたいことがあったら
  やったらいいと思います」

僕「でも、
  怖いものは怖い」

僕「失敗して傷つくのはイヤだし」

と「ボクは常々思ってるんですが…」

と「人はなぜ失敗を怖がるんでしょう?」

と「今、成功して華々しい生活を
  送ってる人の中に
  失敗したことがない人が
  いるとでも思ってるんでしょうか」

と「ボクは時々、
  成功者が書いた自伝を読むんですが」

と「ほとんどの人が
  とんでもないくらいの窮地を経験しています」

と「桜は春にキレイな花を咲かせ
  人々の注目を浴びますが、
  夏の暑さに耐えてる桜の木や
  冬の寒さに耐えてる桜の木に
  想いを馳せる人はどれくらいいるでしょうか?」

と「成功者も失敗しています。
  耐え忍ぶ時期を経験しています」

と「でも、失敗を恐れない。
  何度でも挑戦する」

と「その経験が自分を成長させるって
  知っているからです」

と「成功はしなくても成長はします
  それで十分じゃないですか」

と「ただ…」

と「成功のイメージは持っていた方がいいです」

と「成功したときの自分の感情、
  自分の表情、周りで喜んでくれる人…」

と「そういったことをできるだけ
  ありありとイメージすると、
  ツラいことを乗り越える力になります」

と「なんでそれをやりたいのか、
  それをやってどうなりたいのか、
  それで誰が喜ぶのか」

と「そういったことも
  しっかりイメージしてみてください」

と「苦しいときに
  ブレない軸になります」

と「イメージをして動き出したら
  あとは楽しめばいいんじゃないですか」

と「成功しても失敗しても
  そこで人生は終わりませんから」

と「何回でも挑戦できますから
  気楽にがんばってください」


*あとがき*

『ミステリと言う勿れ』を読んで
久能整くんみたいな人が、
教えるスタイルの対話形式を
書いてみたくなったので
書いちゃいました。

整くんみたいなタイプ大好きなんです。

こういう形式で書くのは初めてですが
このnoteは
”書いてて楽しい”って感覚を大事にしてるのと、
”未知への挑戦”を裏テーマにしているので
ご了承ください。

作中のセリフも真似てます。あしからず。

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