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四国3(高知)

咲かせて咲かせて桃色吐息
あなたに抱かれてこぼれる花になる
高橋真梨子バックダンサーズ  松下泰大です


徳島のお寺を回り終えて次に向かうは高知。
修行の道場と言われるくらい1寺1寺が離れた場所にあって道もまあまあ過酷。
気合を入れて最御崎寺へ。








後輪パンクしました╮(´・ᴗ・` )╭


なんかガタガタするなー?と思って側道に停車して確認したら見事にタイヤが潰れてました。何か踏んだ訳ではなく、タイヤの空気が大分減ってたみたいで走行に耐えきれずチューブに穴が開きました。
なーーーーーんにもない海沿いの道でレッカー待ち。

位置情報載せておきますね・・・


ただただ黄昏てました。
レッカーもこんな僻地に来るには時間がかかるので海を見て心を落ち着か、無いんですよ。
荒れ狂う海、ZOZOマリンばりの強風。人っ子1人通らない道。孤独でした・・・。


2時間ほど経ってようやくレッカー車到着。
当然、バイクを修理してくれるお店も周りに無いので高知市内まで。レッカー車の後ろをレンタカーで付いて行ってバイク屋へ。保険適用内のギリ100km。追加料金支払わずに済みました。バイクで旅してるのに何で車運転してるんだろうなという疑問と自責の念に駆られながら運転してました。
こまめな空気の確認とチェーンオイルを刺すこと。エンジンオイルの交換を





神峯寺で納経してもらって17時。宿かテント立てる場所探すかと思っていたら、前に並んでいた人が境内にある通夜堂での宿泊許可を取っていたので、便乗してお願いすることに。納経所が閉まった後に到着した歩き遍路の方も住職に宿泊許可を取ってました。
流しと机・椅子のある5畳程のスペースと3畳1間の小上がりのある通夜堂。

・50代前半のおじさん(遍路5周目)
・40代後半のおじさん(遍路3周目)
・20代のアイカツおじさん(遍路初心者)
初対面のおっさんずが通夜堂に集いました。

女3人よれば姦しい。なんて言いますが、勿論男3人よってもかしましい。ことも無く・・・。
自分は遍路何周目、今日はどういうルートで、明日はどこまで行く予定。あそこの寺に行く道中で横になれる小屋がある。なんて情報交換をして、各自パンやら何やらを食べて20時前には電気を消して床に入りましたとさ。
到着順で寝る位置を決めたので、50代のおじさんと、自分は畳の上で。40代のおじさんはコンクリの上で就寝。各自寝袋は持っていたので多少は暖かくしてグッナイ。

少し話聞いただけでも歩き遍路の人は大変。
日中は山道を歩いて、寝泊まりは遍路小屋(イメージは公園にある屋根付きのベンチ)やらバス停の待合室を借りたり。タイミングが合えばお寺の通夜堂など。昔は遍路の格好していれば遍路小屋等で野宿していても何も言われなかったそうだが、今じゃ不審者扱いで警察に通報されたりもあるそう。お遍路さんにも逆風が吹いてるそうな。

翌朝、日の出前に出発。おじさん1人は納経所が開くまで寺で待機。各自健闘を祈ってそれぞれの遍路を再開。




35番清滝寺までの道のりがまた過酷。
車1台分の坂道を約1キロほど続く。バイクだからまだ良いものの、もし車を運転してて対向車が来ようもんなら終わり。ジ・エンド。考えたくもないほど。車遍路の際にはお気を付けて。



38番 金剛福寺
足摺岬にあるこのお寺。37番岩本寺から約100キロ。39番延光寺まで約60キロという辺鄙な所にあるが故、水曜どうでしょうお遍路企画でも大泉校長のぼやきが止まらない事で有名。
「38番!金剛福寺!」って言って終わりですもん。長いこと運転して一瞬カメラ回してまた長いこと運転して次のお寺へ。そりゃ、ぼやきたくなりますわ。確かに、足摺岬からの景色は綺麗。ただ、四国はどこ行っても絶景。これは実際にやった人にしか分からない過酷さよね。

と、なんやかんや言いつつも高知県内制覇。
修行の道場と言われるだけあって過酷でした。
ただ、1寺1寺が離れている分バイクに乗っている時間も長くて楽しみながら回れたなというのが素直な感想。歩き遍路の人からすれば絶望的な距離だけど・・・。

次は愛媛!

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