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試験対策の本質② 本番でもぽいぽい「捨てる」

「捨てる」ことは本試験・本番でも同様です。普段の学習から意識していれば、本番でも抵抗なく「捨てる」ことができます。特に「時間が足りない」と悩まれている方は、問題の捨て方を意識してみてください。大前提として試験では満点を取る必要はないし、ねらうとロクなことはありません(慎重になりすぎ&考えすぎで時間が足りなくなったり、緊張からイージーミスをします)。満点や高得点は結果論で、受験時は「とれたらいいな」というくらいの意識でいきましょう!さて、4択や5択など多肢選択式の試験を例に捨て方を説明します。捨て方は、①問題そのもの(1問丸まる)すてる、②1問のなかで選択肢をすてるという、2つがあります。まず①です。これは勇気がいるので最初は難しいのですが、やはり慣れです。過去問のAランクと言われる問題を2回以上解いた、テキストもなんとか全体目を通せているという、合格を狙える準備状況で、問題を読んで「あれ、これなんだ?全然わからないぞ」「過去問にこんなのなかった。」と感じた場合、僕の場合、それはパスです。適当に2や3にマークして、設問の【第〇問】のところに大きく「?」と書いて次に進みます(時間があれば戻って検討しますが、どうせわからないし、後で自己採点をしてみるとやはり間違えています)。他の受験生も同じように分からず、正答率が低い問題と予想されるからです。正答率が低ければ、その問題は間違えても合否には影響しません。だったら時間をかける方が損です。他の受験生の多くが解いてくる問題に時間をかけた方がよいです。難しい問題を考えると、頭も使うので、エネルギーというか、問題を読む気力、「考える力」を余計に消費してしまいます。合否に関係しないところは省エネでいきたいです。次に②です。たとえば、「以下の選択肢から誤っているものを1つ選べ」という5択の問題が出たとします。選択肢の1を読んだが、全くわからない。選択肢の2を読んでもサッパリだ、選択肢の3も判断に自信がないというとき、皆さんはどう思いますか?捨てることを意識しなかった当時の僕は「やべえ、どうしよう」と思い、選択肢の1~3を読み直して(検討しなおして)いました。今の僕なら「どうせ、誤りの選択肢は4か5にあるんでしょ」と思って、選択肢の4と5を読みます(→選択肢の1から3は早々に捨てています)。そうすると、多くの場合、見慣れた過去問の焼き直しの問題や知識が4か5の選択肢に入っています。これなら自信をもってまた時間をかけずに選べます。仮に選択肢の4、5も判断に迷うようであれば、その問題には関わってはいけません。①で述べたように、合否に関係ない問題ですので、適当にマークしてパスしましょう。この意識があるだけで多肢択一式の問題の点数は驚くほど安定します。

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