武器としての図で考える習慣【読書記録】



1.なぜこの本を選んだのか

仕事でシステム処理の流れを図にして考える機会があり、その時に図にすることで頭の中が整理され、案も思いつきやすくなることに気がついた。
そこで、もっと図を使って考える方法というものに興味が出てこの本を手に取った。

2.本の内容

ここでは簡単に本の内容を記載する。
まずは本書は、①図を使うメリット⇨②概念図の作り方⇨③使える4つの図の型 といった流れになっている。
本書から一部抜粋しながら、簡単にまとめておく。

①図を使うメリット

まず初めに図で考えるとは、物事の全体や関係性を俯瞰し、その論理や構造をイメージとして捉える試みである。メリットは3つ挙げられている。
1つ目は、ポイントが洗礼されること。2つ目は、思考の見える化。3つ目は、関係性がはっきりする。
当たり前のことが書かれているように思えるが、図を使うことのメリットが再認識できるいい省になっていたと思う。

②概念図の作り方

概念図とは、思いつくまま丸や四角や線を使って書く図のこと。ポンチ絵とも呼ばれています。
作り方のポイントとして自身が大切だと思ったことは次の3点だ。1点目は、丸はキーワード、四角は事実など分けて書き複雑な図形は使わないこと。2点目は、文字は少なめ、短めにすること。3点目は余白を残すことである。
特に今後図を書いていくときは、文字少なめで短めというのは特に意識してやっていく必要があると感じた。

③構造図
構造図とは、型を活用しながら描く図のことである。ここでは4つの方が紹介されていました。
(1)ピラミッド(2)田の字(3)矢バネ(4)ループ
それぞれの考え方とかコツといったものを簡単にまとめる
(1)ピラミッド
これに関しては会社の研修とかでやったロジックツリーで作成方法とはわかっているので、評価するときの着目点だけ記載する。
なぜそうなるのか。だから何なのか。本当なのか。
上記の3つを意識してこれから作成していく。

(2)田の字
田の字とはこのような図のことだ。

画像1

こういった図を作る時に迷うであろう軸の取り方が2つ紹介されていた。1つ目は、対立する二つの項目を取ること。例えば、量と質 絶対値と比率といったものだ。この時に、掛け算できるものを探すのがコツになる。
2つ目は、要素分解である。例えば、品揃えを考えるときにカテゴリーの幅とカテゴリーの深さといったものだ。
田の字はほとんど使用したことのない図だったので、今後型の1パターンとして頭の片隅に置いておく。

(3)矢バネ
矢バネとこのような図のことだ。

画像2

このような図はシステムのフローチャートを描く時に作成していたが、普段はあまり使用していなかった。この図のように時間の流れだけでなく、横軸を考えて描くのが大事である。
この図が最も普段生活に活かせると思うので、これから積極的に使っていきたい。

(4)ループ図
ループ図はものごとの関係性に着目し、構造と因果を理解するための型として使えるものである。
コツは、大事そうな要素は並べずに書き出し、その因果を線で繋いでみる。できるならば自己強化型のループを明らかにする。

3.まとめ

これまで普段の生活の中で図を書くことをしてこなかったので、これを機に本読んだときや自己分析の時など積極的に図を用いて考える。
図で考えることの一番のメリットは自分の頭の中に引き出しを作れることだと思っているので、それからどんどん引き出しを作っていく。



終わり

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