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【Vol.3】珈琲通信 メキシコ イクスウアトラン

こんにちは。こんばんは。
魅力的なコーヒーの背景を知ってもらいたいということで始まった珈琲通信。今回で第3回目になりました。

豆が到着したらぜひコーヒー飲みながら読んでみてくださいね。

メキシコのスペシャルティコーヒー

先日WBCで賑わいを見せたメキシコですが、スペシャルティコーヒーではあまり馴染みがありません。店頭で見かける機会も少ないですし、コーヒー屋で働いている僕自身もあまり見た事がありません。馴染みのないメキシコのコーヒーですが、他の主要生産国に負けないくらいの魅力があります。今回はそんな魅力とバッググラウンドについて書いていきます。

馴染みのないメキシコのコーヒー

メキシコのコーヒー、何故日本ではあまり馴染みがないんでしょうか。それは地理的条件が大きな理由にありました。下記の地図を見てみるとよくわかりますが、メキシコの北部は大きくアメリカに面しています。故にコーヒー豆が陸送できます。アメリカという大きな買い手があり、しかも近い。そうなるとわざわざ遠く離れたアジアにコーヒーを売る必要がありませんよね。

メキシコのクオリティ

2012年にはカップ・オブ・エクセレンス(COE)というコーヒーの品評会(豆の大会の様なもの)も開催され、以来ほぼ毎年開催されています。もともと品質的に良いものを作る風潮はあまりなかったそうですが「悪いコーヒーは作らない」という生産者が多くいたようです。そこにスペシャルティコーヒーの考え方が導入され、少しずつ「カップクオリティの良いコーヒーはどうすれば生産されるのか」を実践し、品質の良いコーヒーが生産される様になりました。これから益々メキシコのスペシャルティコーヒーは盛り上がっていくでしょう!

メキシコ イクスウアトラン

年々クオリティが上がっていっているメキシコのコーヒーですが、コーヒーの特徴は飲みやすさにあると思います。農園や精製方法で味わいは変わってきますが、バランスの取れている味わいが特徴に感じます。

今回販売しているコーヒーは、レーズンやイチジク、アプリコットなどのドライフルーツを想起させる熟度感のある風味が特徴的で、メイプルシロップのような甘さやその余韻、ボディ感もしっかりとしており、程よくビター感がある事で、全体的にとてもバランスの良い仕上がりになっています。
ハニープロセスなので濃厚な甘さになる深煎りもおすすめです。

淹れ方のポイント

今回も前回同様、甘さと質感がしっかり出る焙煎をしているのでそれを活かした淹れ方がおすすめです。味も出やすいですし特に気を付ける事なく比較的簡単に美味しく淹れられますが、ドリップだと回しながら淹れるのをおすすめします。ドリッパー内でしっかり攪拌され味わいがちゃんと出るからです。

個人的にはこの淹れ方がすごくおすすめ…なんでも美味しくなります…

ただ、淹れ方は人それぞれの好みがあります。様々な淹れ方を試してみて今のご自身に合う淹れ方を探してみてくださいね。素敵なコーヒーライフをお過ごしください◎


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