失敗を糧に出来る人 失敗を繰り返す人

「あ〜やっちまった〜。」という経験は、誰にでもあると思います。
「私、失敗しないので!」というキメ台詞を持つ
テレビの人気番組の主人公もいますが現実には
そんな事あり得ないと思います。

かく言う私は、失敗だらけの人生を歩んで来ました。
そのため私はそんな人間ではありませんが、
誰の目からも『成功者』に見える方も
ご本人の中では『失敗』の経験があるのだろうと思います。

成功の秘訣は、その失敗を繰り返さない、
或いは失敗を糧に未来に向かう事ではないかと思うのです。

アスリートにとっての『失敗』の一つはケガです。

バレーボールの世界最強国決定戦『ネーションズリーグ』で大活躍している
男子日本代表の西田選手は、右足首の大怪我を克服して
獅子奮迅の活躍をしています。西田選手の身長は187cmです。
世界のトップ選手としては身長が低く、それを補うためにジャンプ力を強化し、
最高到達点は347cmです。
これは、歩行者用信号機の一般的な高さよりも70cm以上も高いそうです。

そんな西田選手は、イタリアのチームに移籍して武者修行中、
練習試合で右足首を捻挫しました。
ジャンプ力を武器にする選手にとっては、選手生命にも関わる怪我です。

しかし、西田選手は地道なリハビリと患部を強化するトレーニングを経て
世界最強リーグのイタリアでも注目されるジャンプサーブに
磨きをかけました。
同じ怪我をしないように、準備と強化に努め、
今大会では世界屈指の強力なサーブを放っています。

『失敗=怪我』を糧にした最強の例かもしれません。

一方、我々はどうでしょうか?

私は、2年間のブランクを破って週末にゴルフの練習を再開しました。
練習場でよく見る風景は、ミスショットの後のあまり芳しくない態度です・・・
クラブを床に叩きつける、
唸る、
イライラして行動の全てが乱暴になる、
なぜかミスした動きを繰り返す・・・

こうして、同じミスショットを延々と繰り返す方をとても多く見かけます。
『ミス=失敗』とするならば、失敗を糧にしていない例になるかもしれません。

『ミス=失敗』を糧にする方法ってどんなものなのでしょう?
私が考えるのは、こんなやり方です。
(一応、ハンディはシングルです)

ミスしたら感情に流されずに、冷静にその原因を追求、
対処法を一つずつ試して解決方法を探る。
上手く行ったら、上手く行った理由を明確にする!

ゴルフのスイングは、これで良い方向に向かって定着出来ると思います。

これは、日常生活やビジネスシーンにも適用出来るのではないでしょうか?

謙虚にかつ冷静に、俯瞰で状況を把握する!
失敗の原因を明確にする!
他人のせいにせず、自分で解決出来る方法を探る!
意見を乞う!
対応策を練る!
一つずつ実行する!
実行の結果を、感情を抜いて自己評価する!

こんな繰り返しをすると、失敗は糧に出来るのではないでしょうか?
自分自身も、感情に押し流される事の無いように
自重しながら失敗を糧に、転んでも手には何かを掴んで起きるように、
失敗を恐れず、失敗を糧に出来るように歩んで行きたい!
そう心新たにしようと思います。

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