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【お風呂小噺】寒い冬が来たからこそ、入浴事故死者約2万人の啓蒙。

■交通事故死者約3000人よりも多い

温泉ソムリエとして、最初に勉強することが入浴事故によることです。

それは、温泉地に行っても自宅であっても入浴を楽しんでほしいのですが、
間違った入浴が命を落とす危険もあることを同時に啓蒙していくためです。

細かな原因は覚えていませんが、
自分の両親も風呂場で倒れたり、立ちくらんでいることがありますので、
ご自身だけでなく、注意が必要なことです。

入浴事故の多くは、「高齢者で、冬の熱いお風呂」で起きています。

短い一文ですが、
加齢と温度差の危険要素を端的に表した一文です。

加齢によって、血管の詰まりやすさや破れやすさがあり
冬は、外気温が低く、欠陥が収縮している状況で、
熱いお風呂が、血圧を急上昇させる。

丁寧に説明すると3行になるので、
啓蒙の言葉としても最適でありますね!

その上で入浴には3回の危険がポイントがあります。

・お風呂に入った直後の血圧の急上昇
・入浴して血管が広がった時の血圧の低下による意識障害
・急にお風呂から上がることによる脳貧血での立ち眩み

高齢者には温暖差が危険となります。
いわゆる、ヒートショックです。

日本は欧米に比べ、エネルギーを我慢している言われています。
それは、欧米は家全体を温めるのに対して、
日本は、リビングや寝室などを温めるけど、廊下などは寒いまま。

里帰りした時に寒い廊下を渡って、お手洗いに行くこととかありませんか?

そのため、高齢者の入浴には3点気を付けましょう。

1.入浴前に脱衣所や浴室を温めておく
2.41℃以下のお風呂に10分までを目安にする
3.浴槽から急に立ち上がらない

1番については、シャワーを活用してお風呂を貯めることによって、
簡易的に浴室を温めることもできます。

2番については、分割湯として入ることをオススメします。
3分浸かって、頭を洗う。また3分浸かって、次は身体を洗う。
最後にもう3分浸かる。など

もし、入浴事故が起きた場合は、救急車をすぐさま呼ぶことは前提として、
以下、参考にしてください。(消費者庁HPより)

・入水中の場合は、浴槽の栓を抜いて、お湯を出す。
・倒れて頭を打っている場合は、無理に動かさない。
・反応がない場合は呼吸を確認し、呼吸がない場合は、胸骨圧迫をする。

これらは状況にもよるため、まずは救急電話を掛けて、指示を仰ぎましょう。

また、お風呂場への「湯加減、どう?」などの声掛けが、
大事に至らないことへの第一歩
です。


今日のみなさんの湯加減はどうでしたか??


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