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美味しいの一言を求めて

料理は生きる上で誰でもできること。

そこに工夫や手間をかけてやっと美味しいものが出来上がっていく。

料理には完成形はないと思っていて、常に新しい発見や組み合わせが出てくる。


私は小さなお店を営んでます。

料理と向き合いながら日々料理が美味しくなる方法を考えています。


私がこの仕事を初めてからまだ15年。

初めはカフェがしたくて入ったこの世界。
只々マニュアル通りにコーヒーを淹れ、簡単な軽食を作る。

それでも初めての経験で大変でしたが楽しかったのを今でも覚えています。

その後、専門学校に入り自分のカフェを開く想いで勉強してきました。

1年経ち、知り合いに紹介されて入った初めてのレストラン。
そこは今のお店ぐらいの小さなお店で、マスターとマダムの2人で営んでました。
地中海料理のお店で経験にない味付けやマスターの陽気な人柄。
マダムの暖かい接客。

感動しました。

それからマスターにお願いしそこでアルバイトを始めました。
陽気なマスターだったのに料理に関してはすごく厳しく、賄いを作っても誉められた事はありません。

卒業を前に初めて美味しいとボソッと言ってくれたことで
今までの辛い気持ちが一気に晴れた瞬間でした。

その時からでしょうか。

人に美味しいと言ってもらえることに心から嬉しいと思ったこと。
いろんな人に言ってもらいたい。
そう思うようになりました。

それから上京し、いろんなレストランで勤めました。
もちろん楽しい事よりも辛い経験の方が多いです。

今ようやく自分のお店を開いて
自分の作った料理で美味しいと言ってもらい
その人がまた次に来た時はもっと美味しいと言ってもらえる。

そんな今の仕事をこれからも続けていきたい。


#この仕事を選んだわけ

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