見出し画像

歩行センシングインソール「A-RROWG」のすごさvs「雪国」

さて、今回はIoTとアプリで「歩行の質」を改善する歩行センシングインソール「A-RROWG」のすごさと、一見関係なさそうな「雪国」について、を書いていきたいと思います。
何のこっちゃと思うかもしれませんが、最後にはこの2つがしっかりつながります(^^)

歩行センシングインソール「A-RROWG」とは?

NECさんがクラウドファンディングで世に出した、歩行センシング・ウェルネスソリューションなのです!
と言っても分かりにくいので、Webサイトからちょっと説明文を拝借してきました。

歩行センシング・ウェルネスソリューションは、インソールに内蔵した「歩行分析センサ」によって歩行データを計測し人の歩き方を「歩容(≒歩行の質)データ」としてデジタル化、スマホアプリと連携して、その人に合わせた改善アドバイスを提供します。

どうでしょう?
何か凄そうですよね(>_<)

※もう少し詳しい説明はNECさんのWebサイトでご覧ください。

元々自分の歩行姿勢が悪いという自覚があったのと、とある関係で情報をキャッチしていたこともあり、クラウドファンディング(以降クラファン)が開始された時に速攻で支援しちゃいました。

そして、無事クラファンを達成し(達成率1000%というすごさ!)いよいよ製造というところで…何とCOVID-19の影響をもろに受けてしまったのです。

5月末到着予定が、紆余曲折をへて商品が手元に届いたのが7月28日でした。
(商品を開発された方々は本当にご苦労されたようです。お疲れさまでした)

これがA-RROWGだ!

画像1

外箱も中身も黒で統一されてカッコ良い感じに仕上がってますね。

右下にあるのがセンサーです。
これで足の動き(速度、角度、蹴り出す力、開き方等)を計測するわけです。

このセンサーを真ん中下にあるインソールの裏側にはめ込みます。

インソールは大きめにできていて、自分の足のサイズに合わせて切って使うのですが、切るときはちょっと緊張しました(^^;)

インソール型にすることで、自分が持っている色々な靴に入れて使えるというのは嬉しいですね。

ちなみにセンサーの電池は埋め込み式で、およそ1年持つとのことです。

どんな風に表示されるのか?

画像2

どうでしょう?
壮観ですね!

1枚目:トータルと左右の足それぞれのスコア
2枚目:スコアの詳細(歩幅・歩行ピッチ・接地角度・離地角度・外回し距離)
3枚目:外回し距離の具体的なcm
4枚目:接地角度の具体的な度数
5枚目:歩幅の具体的なcm
6枚目:離地角度の具体的な度数

ここで大切なのは、点数(ポイント)で出るだけでなくて具体的な数値(度数、cm)で出るところです。

まず、点数で進歩度合いを大まかに把握することができます。
(結果が点数で出てくるというのは、これまでもあるといえばある)

でも、点数だけだと何をどう努力して良いか分からないんですね。

例えば足の設置角度が60点と出たとしましょう。点数が低いということは分かるのですが、これを70点、80点にしていくためにはどう努力して良いかは分からない。

でも具体的な角度が出ていると、

気を付けて足を上げて踵から接地するように歩く → 16°が18°になる → 点数が60点から70点になる

という感じで、努力の方向性が分かるのがとても良いんです。このおかげで歩行を改善することが出来つつあります。

ちなみに、上の結果から自分の歩行のよくない点をまとめてみますね。

・歩幅が狭い
・踵からの設置角度が小さい(=足底全体で踏むように下ろしている)
・蹴り出す力が弱い
・足の振り出しが弱い

となります。

※ここ重要なので覚えておいてくださいね(^^)

努力の成果

さて、具体的な計測結果を見ながらの歩行改善はどうなっているか。

もちろん、すぐに改善していくわけではありません。特に接地角度と離地角度の点数がどうも上がらない。

でも、角度が具体的に見えるので頑張る方向性が分かります。

よし、次はもうちょっと足先上げて踵から設置するようにしてみよう、という感じでチャレンジしていきました。

そしてついに…

画像3

なんと、トータルスコアが70点→88点に!

特に接地角度が+8点と大幅にアップしています。

踵から着いて、そのままの力を足の裏に伝え足先でしっかり蹴り出す、という感覚を掴みました!

これ、点数表示だけだったら絶対に掴めなかった感覚なんです。

A-RROWGの凄さを実感した瞬間でした。

ただ、A-RROWGもまだ100%の完成品ではなく、クラファン支援者である利用者とともに育っていく製品と開発の方も言われています。

ちょっと計測時間帯を設定するのが面倒だったり、たまに数値が計測できない時があったり(^^;)

それらも含めてどんどん改善されていくのを楽しみにしています♪

そして…最後に書くべきは…そう、冒頭に書いていたキーワード「雪国」ですね

「雪国」

さて突然ですが、僕は雪国の生まれです。

そして、雪国といえば、冬は雪が多く路面は凍っていて滑ります。

でも、雪国育ちは基本転びません(^_^)

転ばない歩き方というのがあるんですね。

なので、東京で雪が降って路面が凍結していても転ばない自信があります(>_<)

では、転ばない歩き方ってどういうものか?

・歩幅は小さめで
・踵で接地せず、むしろつま先から滑りを確認するように接地する
・足を力強く蹴り出さず、均等に離地するようにする
・足を強く振り出さない

こんな感じなんです。

あれ?と思いませんでしたか?

そう、先ほど「どんな風に表示されるか?」で「ここ重要なので覚えておいてくださいね」と書いた部分。

自分の歩き方が良くない部分は、雪国では「転ばないための歩き方」そのものなのです!

いや〜自分が子供の頃から身につけていた歩き方が、通常だとあまり良くない歩き方だったとは。

所変われば、歩き方も変わるとうことですね。

A-RROWGのおかげで修正することができました!

あれ、でもそうすると雪が降ったら転びやすくなるのかな(^^;)

まあ、それは東京に雪が降った時に試してみましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?