連載【2024年、沖縄、日本、世界のゲームチェンジを考える。】

「ラストマン・スタンディングの次は、揺り返しによる大ぶりフォーマーな総理の誕生」

内閣支持率25%ほどであっても、
焦っている様子を見せない岸田内閣。

最近の国勢を見ていると、
政策より政局主義が顕著に見える。

これまでは、
オブラートに包んでいたのだが、
岸田内閣になってから、
潔いほど、堂々と、
政局主義が見えていると感じる。

本人は、内閣改造においても、
女性大臣を過去最多タイにしてみたり、
異次元の少子化対策等、
耳障りのいい言葉を並べるが、
どうも、ハッキリとした方向性が見えない。

総理になってやりたいことは?の質問に対して、
「人事」と答えた、岸田首相。

ものごとには、
「目的」と「手段」がある中で、
「人事」は手段である。


つまり「私の目的は人事だ」と答えたことになる。
総理になって人をコントロールしたいが目的である。

人選を適材適所として、それぞれの能力が発揮できる場所を当てがって、
円滑に政治が動くこと。

潤滑油としてのリーダーシップを発揮していきたいということであって欲しい。

しかし、どうもそうでは無い雰囲気。

煮え切らない。

何かを先延ばしにしている雰囲気。

理想はないのか。

しかし、それがこの国が今、
必要としているものであって、
国民から選ばれた議員の、過半数を占める、政党の中から、選ばれた総理。

紛れもなく、日本国民の総意がこの人選である。

つまり、

この日本を取り巻く目には見えない空気は。

「何かを先延ばしにしたい。」

それに同調しているし、その同調こそ、岸田内閣が誕生している。

これまで、石破氏をはじめ多くの政治家が
自分の理想を高らかに掲げ、
散っていった中、

虎視眈々と、勝負に打って出なかった人が岸田現総理である。

そして、安倍総理が銃撃。
多くの大物政治家も年齢的な部分も含め、
力が弱まっている中で、

パワーバランス大会が行わた中で、
ひとまず中立というか、
大きく物事を動かしそうにない人に
イニシアチブを渡すという手打ち。

これは、結構よくあることで自然なこととも取れる。

しかし、
国際的な摩擦も肌感覚で実感してきた昨今。

この煮え切らない状態は、
国民感情を逆撫でしているとも感じる。

現に、百田氏率いる、
日本保守党が生まれたりと、

「もう任せてられない」
という気迫が色んなところから生まれてきている。

衆議院解散や総裁選もある中、
岸田内閣が大きく理想を掲げ、
リーダーシップを発揮することは無いだろう。

ここからがいよいよ、
新たな日本の幕開けとなることを期待する。

これまでの政治の最後の総理が岸田総理である。
ラストマン・スタンディング。
戦わずして、最後まで立っていたのは、
岸田総理だ。

安倍元首相の言葉を借りるなら、
戦後レジウムの政治で最後に笑ったのは
岸田総理だ。

しかし、
それもいよいよ終わる時がきたと感じる。

統一教会、派閥間抗争、多くの「呪い」とも言える
負の遺産と共に、戦後レジームは終わりを告げる。

そしてこれからの新しい政治がスタートする。

これは、全く新しいものになるだろうし、
そのスタートは憲法改正からである。

ラストマン・スタンディングが最終的に笑っている昨今。

チャレンジャーが生まれにくい様に、
しっかりと「人事」で持って、
けん制する関係性が構築されている今。

その大きな「呪い」の壁を突破した誰かに、
世論は揺り返しの様に一気に流れるであろう。

それは、維新の会なのか、日本保守党なのか、
自民党内であれば、石破茂、青山繁晴、高市早苗など。

N国党がひっくり返す可能性だってある。

いずれにしても大きく右に流れていくと考える。

戦後レジームを脱却し、新たな体制をスタートさせる人は誰だ。


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