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熊本八代ひとりたび 水遁の術

2023年7月26~28日にかけて熊本県八代市へ一人旅へ行ってきた。

一人旅ではこの他にも行った場所はあるのだが、その中でも今一番書きたいと心に感じている、28日に行かせていただいた火之国屋さんでの水遁の術(キャニオニング)について書きたい。
(27日は石垣清掃ボランティアとお頭との熊本軽トラ1日デートをさせていただいておりました^^)

出張とは違って、形としては半ば強引ではあるものの一人旅の許可を申し出たのは初めてのこと。
数か月前、お互いの一人の時間を取ることを提案した時はお互いの自由な時間は不要、と断られたから今回のことが我が家にとっての変化点になってほしいと思う。

さて。
今日、同行するメンバーは、お頭、僕、高校生1名、EUから来られる団体さんである。
僕は撮影班としても活動することとなり、何か役があることはとても光栄で嬉しい。

約1年前に猫山課長さん、先日のSUNABACOさんのイベントでも多くの方が参加、体験されていて、僕も後追いではあるが、念願のキャニオニングを体験できる。
こういうアクティビティは生まれて初めてのことなのでとても興奮している。

先に着替えて、外国の方たちの準備を勝手ながら手伝ってみた。

日本と諸外国の方で違うとこってどこだと思いますか?

皆さんも目にしたことがあると思いますが、靴のサイズの呼び方です。
cmでなくて数字なんですよね。しかも男女でも違う。

cmで言えますか?
と言っても相手も考えたことないからわからない。
お頭もよく知らない。

調べればいっか、と調べて靴係ちゃんと出来た!俺えらい!(笑)

外国の方、未来ある高校生と共に同じ時に同じ体験をして過ごすことになった。

外国の方々はファミリーなこともあるのかとにかく明るく、楽しんでいる。
車を降りて、坂を下り、いよいよ水辺について最初に水にダイビング。

みんなが覚えたての水遁の術を、半アシスタントの僕の顔にめがけて、遠慮なく技を繰り広げてくる。

こういう時に遠慮をしてはいけない、と思った。
とにかく楽しむ。
そういう場なのだと。

アイスブレイクしたところで、流れの速い渓流にみんなで入り渡っていく。
泳いだり、流れたり、飛び込んだり、泡に浸かったり、石を重ねたり飛び石したりしている人もいる。
自由な空気の中、いろんな人がいて楽しい。

岩は痛いし、尾てい骨激しく打って悶絶するし、体が抗えない水量だし、体は持ってかれるし、怖いと感じる時もある。


本気で楽しみたい!そのために僕はここにきた。
お頭に先導してもらいながらチャレンジしたり、教えてもらったり、促してもらったり。

大自然に対して自分の肉体や恐怖感のみが頼りとなって、経験などほぼ役に立たない。
肩書も立場も親や夫の役割もない、一人の人間である。

途中、ロッククライミングのスポットがあって、手の力が限界になって岩に沿って膝など打ちながら落下してしまった。
岩肌に沿って滑落。
無力。

やばい!マズイ!(ケガする!)
そう叫んでも、誰も助けてくれない。
こっちに来ないと危ない、とは教えてくれても助けには来ません。
だからここから落ちて無事であることを願うしかない。
すべて自己責任です。

空気に流されず、Yes or No を判断する。
チャレンジしたければ僕のようにやるし、やらないものはやらないとはっきりしている。

1回転出来る岩場からのジャンプも、前方に回転飛びしてしまい、あと少しで岩にヘッドバットするところだった。

判断を間違えたり、ミスをすればとても痛い目にあうが、楽しい場とか生きてる!って感じる場はそういうものなのかもしれない。

規模的に危険な仕事、自分にとって少し大きな仕事をした時、
無事終えた時のあの快感には人を成長させる音がする。

危険な目には会いたくない。普通だ。
でも、大胆に行くのもいいよな。
嫌なものはあるし、逃げたいものもあるんだ。
出来ないことだらけでもある。
逃げようが恥かこうが馬鹿にされようが、とにかく死ななきゃいいんだよ。
死なずに、諦めないでやることやってれば何かしら見えてくる。

大自然の開放感や無力感、ぞっとする恐怖感を味わった経験。
これを一人の人間として体験出来たのはとても大きいように思う。
こういう体験はこの後も気付きが増えていくはずだ。

こんな風に笑えるんやな。ってこいつのこと好きになりましたわ!w


とにかく人のお世話になりっぱなしの2日間となりました。
キャニオニングは本当に楽しかった。
火之国屋さんでのキャニオニング最高に気持ちよくて楽しくてオススメです!




お頭をはじめ、なかまこさんやSUNABACOさんを知るきっかけになった猫山課長さん、八代市や火之国屋さんを知るきっかけになったSUNABACOさんにこの場を借りて感謝申し上げます!ありがとうございます!


やっしー


ここまでお読みいただきありがとうございました。
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