DXの本質追求のテーマ:「IT導入と変化の壁:組織文化」ハーバードビジネスレビューの論文
ハーバードビジネスレビューの論文にもあるように、「テクノロジーは、確かな組織文化とパーパスを築く潜在能力を秘めている。テクノロジーが組織の潜在能力を引き上げることは、疑いようもない。
だが、永続性や持続可能性のある組織や未来社会を築きたいのであれば、テクノロジーと組織文化、そしてパーパスを、これまで以上にしっかりと統合させなければならない。」
企業のIT導入に関してIT部門に関わるみなさんの経験と重ねて共感することが多くありました。IT導入は組織(企業)文化が影響していると感じます。
企業文化が創り出すITに対する価値観、固定概念レッテルが貼られています。意識 集団がもっている大切にしている価値観から、ITの扱いも変わってくることがわかります。
前職のIT部門のツール導入をさんざん見てきました。コーポレート方針を定める側にいながら、標準化の推進、事業部への現場への導入にも関わることを交互に実施しておりましたのでバランスが大事、どっちもわかるなぁ
私の役割は新しいものをどんどん入れることが多かったので、抵抗といつも隣り合わせだったなぁと振り返えることができました。1995年のメインフレームからSAPへのビックバン、クライアントサーバモデル、インターネット時代に突入。eビジネスバブル崩壊。そのあとの2万に近いWebサービスの始まりセルフマネジメント型ワークフローの導入、マイクロソフトOffice Exchange、シェアポイント、O365の前身コミュニケーション基盤そのほか部門レベルのシステムは数知れず。
いつも変化への抵抗との対処チェンジマネジメントはIT導入とセットで捉えていました。
ITも組織開発も、変化新しいもの(流行に対する感度)への捉え方、無駄に関する捉え方など組織(企業)文化が影響しています。組織が持つ認知と同じだ気づけました。
前職のケース
TOPダウンへの従順性なども組織規模が大きく影響している
1万人 と数十万 企業の規模差があるなぁ
文脈から見た視点
変化の経験から
一度、大きな地殻変動が企業にあるかないか、国内から海外にステージが変わるかどうかなどの
企業が持つ過去の変化の経験の有無が舵取りを左右する
業態を変更 政府(事なかれ主義)→民間企業、新規事業の嵐(変化が日常) →海外グローバルへのシフト(価値観の多様化、サイロ化 個人主義、集団主義のまだら模様)
→製品の主戦場が 紙巻→電子など ガソリン→EVなど
意識
企業文化が創り出すITに対する価値観、固定概念レッテルが貼られている
意識 集団がもっている大切にしている価値観から、ITの扱いも変わってくることがわかります。
仕事の価値観
自由闊達
個別最適 VS 全体最適
現場の裁量、強さ 組織のガバナンスの浸透の仕方
品質、標準化に関する価値
工場の品質維持から、行動と習慣の徹底
コスト、生産性
新しいものに対する捉え方
変化
集団 組織構造
価値を産み出す単位
ひとつのものを全員
品質レベル 消費財、命に係わる製品などが要素として考えられます。論文と併せて読むと見えてくるものがあります。
現在 Management3.0 ライセンス ファシリテーターで Lean change Managementを伝える立場におります。Change Managementという手軽なプロセスが様々な企業に浸透している今、もっと文化、人、組織、プロセスなどシステム思考エコシステムをデザインして変化をデザインしながら俊敏性高く価値あるものに集中して、コーポレート改革を推進してもらえるよう、培った経験で変革リーダーを支援していきたいと思います。
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