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「納得するまで考えたい」

よく聞くフレーズです。
自分の進退がかかった場や、その他大きな決断を迫られた時に出てくる言葉です。

ただ、その「納得」は具体化されているでしょうか?
具体化されていない場合、その言葉はただの「逃げ」の言葉となってしまい、永遠に考え、悩む事になります。

私は仕事で採用担当もしています。
タイトルにあるこのフレーズは最終面接時や、内定を伝えた時に学生からよく聞きます。

私はその言葉が出ると、
「納得ってどういう状態ですか?」
と尋ねます(ちょっと意地悪な質問である自覚はあります)。
そこでしっかりとした回答があれば良いですが、ない場合は
「では一緒に納得を定義しましょう」
と提案します。面倒な人だな、と思われる事は承知で、彼(彼女)の今後の為にお付き合いしてもらいます。

提案の例だと、
・今進行中の○社と△社の選考の結論が出たら
・○月○日まで活動してその中から決める

という時期をまず決めて、コレという決め手のない方は次の段階として、価値観に基づいて企業の良い点・悪い点、妥協できる点・できない点を挙げ、優先順位を決め、ポイント化します。

【例】勤務地:○5点、△3点、✕0点
   給 料:○3点、△1点、✕0点

あとは正解なき道を進み、一歩ずつ自ら道を切り拓いていくだけです。
人生は正解の分からない選択の連続。過去は周りの方のアドバイスを聞きながら道を半信半疑で進んできたと思いますが、これからは自分の意思で道を選び、歩んでいくステージになります。

その第一歩をここから始めましょう。

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