今年の僕のブームの一つ。SIGMAのFOVEONセンサー!
オンラインサロン「写真喫茶エス」内にある謎のグループシグマFoveon会。いろんな人からFoveon教団とも言われていること集団は、変態カメラと世間から言われるSIGMAのfoveonセンサーに魅了された人たちの集まりだ。
そんな変態カメラについて、思ったこと書いてみます。
foveonセンサーの特徴や使い勝手などについては、MとWのてんちゃんの記事を読んで参考にしてください。
とにかくよく写る
これは立岩に行った時の写真。
上の写真を100%ズームで切り取ったのが2枚目。
本当によく写るんです。遠くにある草の一本一本までわかる。だからこそ撮れるものと、撮らない方がいいものに分かれる。僕は痛感しました。
僕はもうFoveonで人は撮らない(たぶん)
買ったばかりのころは「このカメラでポートレート撮る!」なんて思っていました。あまり撮ってる人いないし。
で、もちろん撮りました。
が、しかし。
写りすぎるんです。いろんなものが。産毛、毛穴、肌のキメなど。
この写ってしまったものを、どう処理すればいいのか?Photoshopで終わりなき肌レタッチの旅が始まりました。
撮ってしまった人間の責任
SNSに投稿するのも、プリントして写真展などに展示をするのも、やっぱり毛穴や産毛などに関しては写りすぎは困るんですよね。だから絶対に何かしらの処理をしなければいけない。
SNSくらいなら画像も小さいからいいかもしれないけど、もし大き目にプリントしたらって考えたら無責任には出来ないんですよね。必ずキレイに仕上なきゃ。
そう考えると”どう処理をするのか?”という問題になってしまいます。
僕が出した答え
①肌の質感を残して処理をするなら、無数にある産毛や毛穴をピクセル単位で処理をしていく。
②顔全体の明瞭度、テクスチャを下げて肌の質感を壊してでも毛穴や産毛を見えなくする。
この2パターンになるのかな。
①をやるのは時間も手間もすごくかかるし、②をやるならfoveonである必要は全くない。最初から写らないsonyで撮ればいい。
ということで人を撮るならsony。foveonでは人は撮らないことにしました。だっていろんな意味で安心だもん。
foveonで撮った写真を紹介
さいごに
この記事には書いていませんが、foveonセンサーのカメラは「すごく使いにくい」という最大の特徴があります。
・背面液晶が見にくい
・ピントが合っているか分かりずらい
・ISO100じゃないと綺麗じゃない
・専用ソフトじゃなきゃ現像できない
(できるけどfoveonである意味がなくなる)
・専用ソフトの動きが遅い
ちょっとピックアップしただけでもマイナスポイントがあるこのカメラですが、出てくる写真はやっぱり素晴らしいんです。
数々の苦行を乗り越える必要がありますが、使っている人が少ないからこそ、他の人との差別化にできるのでは?その他大勢から抜け出したい人は、圧倒的少数派のfoveonセンサーのカメラを使ってみてはどうでしょうか?
使用機材
カメラ:SIGMA sd Quattro H
レンズ:SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM | Art
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