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どうしても見せたい景色があったんだ。

マウイ島の最高峰、3055mのハレアカラ山は絶景のサンライズポイントとして有名だ。でも私にとってマウイ島の絶景ポイントはもうひとつある。
ハレアカラの裏側にあるカウポーという小さな町。ここに通称「ワイユの丘」と呼ばれる小高い場所がある。ここから見るサンセット、そして雄大なハレアカラ山の裏側の景色は息をのむほど素晴らしい。
マウイ島でのリトリートはほぼマウイ島全土を巡って自然を感じながら、自分と向き合い、本来の自分へと還るという内容のものだった。
マウイ島の東側のハナは田舎町だけど聖地やパワースポットが点在する、マウイ島の中でも神話や伝説が残る場所。そこを巡りながら途中に滝へのトレッキング、溶岩洞窟、森林浴、聖地など盛りだくさんにマウイ島の魅力を詰め込んだハレアカラ山の周囲を一周する濃い一日。
案内する私にとっては「時間との勝負」の一日だった。
というのも、どうしても見せたいワイユの丘からの絶景のサンセットに照準を合わせていたからだ。

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だいたい夕方4時から5時頃、季節によって多少変わるが夕方の西日が眩しい時間、太陽に向かって舗装されていない道路を突き進む。
左手には海が一望に見える。ワイユの丘に車を停め、車を降りる。目の前には沈みゆく太陽が海をキラキラと輝かせ、西日がハレアカラ山のバックサイドを照らし出し、山肌は陰影美しく、とても雄大に見せてくれる。
360度見渡せる大自然。風を感じ、光を感じ、大地を感じ、乾いた草の香りを感じる。この地に、この時間に、大地を踏みしめたものにしか感じられない、何とも言えない感情が湧き上がる。
どんなに言葉を尽くしても、どんなに写真に撮ったとしても、きっと100分の1ほどにしか伝わらないのがもどかしくてたまらない。
本当に、本当に、美しく、感動的な景色が広がっているのだ。
ハレアカラ山のサンライズも確かに見事だし、感動を呼ぶが、このほとんど人がいないこの時間のこの場所で、存分に自然と一体になる感覚は言葉に尽くせない。

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本当に極々稀に、ハワイ州の鳥であるネネ(ハワイ雁)が姿を現す。
この鳥は必ず雌雄つがいでいる。見られた恋人たちには幸せが訪れると言われているハワイでもなかなか見ることができない幻の鳥なのだ。
車がないとなかなかこの地に立つことはできないし、マウイ島での運転に慣れていないと、なかなかキツイ道路が続くが、もし機会があったらぜひとも訪れて欲しいマウイ島の絶景ポイントだ。
稚拙な文章とあまり上手ではない写真でなかなか想いが伝わらず、申し訳ない気持ちでいっぱいだが、本当に素晴らしい場所なので、夕方の時間にこの場所に着くようにチャンスがあったらぜひとも行ってみて欲しい。

どうしても見せたい景色があるんだ。
その想いだけで、リトリートの参加者には何も告げずに時間通りにこの場所に立つ。そして参加してくれた人たちの感動する表情や声を目にするたびに、運転の疲れなんかどこかに吹き飛んでしまう。幸せに満ちた時間が過ごせる絶景スポットだ。
またいつか、必ずここの空気を感じたい。私にとっての癒しのパワースポットのひとつなのだ。

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