なれました、なれました、凡人PMの僕でもUdemy講師になれました
はじめまして、この度、Udemy講師となった凡人PMのマツバラヤスユキ(@yaspontax)です。
僕にとって新しい挑戦だったので、Udemy講座作りを振り返りながら、なぜ凡人PMの僕がUdemy講師になれたのかについて書いてみたいと思います。ぜひご笑覧くださいませw
はじめに
Udemyのプロダクトマネジメント講座と言えば、シリコンバレーでプロダクトマネージャー(以下、PM)として活躍されながら、現代におけるPMの必読書である「プロダクトマネジメントのすべて」の共著者でもあるPM界のレジェンド曽根原さんの講座が有名ですよね!
僕も例に漏れず受講者の1人ですが、シリコンバレーで実践されているプロダクトマネジメントの方法論を知ることができ、経験豊富なプロダクトマネージャーだからこそ深みのある内容で説得力があり、かなりクオリティが高いですね。
また、プログラミングやデザイン思考、機械学習関連など、他にもいくつか講座を受講していますが、講師の方は皆さんその道に精通するプロや輝かしい実績をお持ちの方ばかりです。
一方、僕はと言うと、普段は転職系サービスを運営する企業でプロダクトマネージャー(兼 企画グループMgr)をしている、凡人PMです。
地方国立大学の建築学科を卒業した後に、理想が叶わなかった偶発的なキャリア選択によって、事業会社のWebディレクターとしてキャリアをスタートさせ、自社のプロダクトに関する開発ディレクションやプロジェクトマネジメントを担当した後に、小規模プロダクトのグロース戦略・企画・実行推進をチームで担当するようになり、転職して現在に至るで、PM歴は約5年程度になります。
これまでの経歴で、(まだまだこれからが本番ですが←)PMとして担当したプロダクトに関して大々的なプレスリリースを打ったり、メディアに引っ張りだこになったりといったような輝かしい実績はありません。
(とは言え、担当したプロダクトをしっかりとグロースさせたり、担当したプロジェクトを上手くローンチまでプロジェクトマネジメントしたりと仕事はちゃんとやっており、所属部門のアワードでグランプリを獲得したり、社内で高いパフォーマンスをあげた社員の表彰に選出されたことなどもあると、一応置いておきます...w)
そんな凡人PMの僕が、なぜUdemy講師になれたのでしょうか?
・・・Udemyは、誰でも講座を作成できるから。
なんて、そんなオチではありませんw
講座を出す意義やそれを自分(たち)がやる理由があるべきという前提に立って、これまでのキャリアやPMノート活動などがどのように繋がっていて、どんな意義・やる理由を考えていたのかについてお伝えしてみたいと思います。
僕は点と点が繋がって線になってUdemy講座を出すに至ったので、この記事を読んでくださっている方で、何か新しいチャレンジをしたいと思いつつも、未来の姿が想像できないから二の足を踏んでしまっているというような方がいたら、まずは小さなアクションでも良いので行動に移しましょう、と言いたいです。
最後にUdemy講座の宣伝もありますので、ぜひ合わせてご覧くださいw
凡人PMの僕がUdemy講師になれた理由
端的に言うと、PMノートというメディア(個人ブログに毛が生えたようなw)を持ち、そこに記事掲載する前提で社外の先輩PMへのインタビュー活動を行い、第一線で活躍する非凡人の先輩PMたちと知り合いになっていたから。
ではあるのですが、その活動の背景やどのようにUdemy講座作りに繋がっていったのか、詳しく書いていきます。
これまでのPMノートでの活動
もともと、インタビュー活動を始めた理由は、自分のPM理解度向上と興味によるものでした。PMの一般的な定義などの情報が増えてきている状況がありましたが、企業やプロダクトごとにミッションや役割が異なるということで、その実態がどうなっているのかを理解したかったのと、PM個人のキャリアに興味がありました。
その上で、どこにもアウトプットされないインタビューなんて誰も協力してくれないと思ったので、それまでは個人の学びメモを記事にまとめていたPMノート上にインタビュー記事を連載することにしました。僕と同じような、周りにPMとしてのロールモデルがいないかけだしPMにとって有用な情報になるのではないか、とやる意義も見出しました。
ちなみに、その時はこの活動がUdemy講座に繋がるなんて思ってもいなかったです。
その後、本業の傍ら、数人の仲間の協力を得ながら、サイドプロジェクトとしてゆるゆるとインタビュー活動を続けておりましたが、ある時、かけだしPMの友人と話をしていた時に、「よくPMは孤独と言われるけど、本当にその通りで、なかなか社内でプロダクトマネジメントやPMとしてのキャリア、スキル開発について相談できる相手がいないんだよね」と悩んでいる発言がありました。
その時点でインタビューをさせていただいたPMが約20人ほどとなっていたので、この優秀な先輩PMたちに気軽に相談できる環境があれば、友人の悩みは解決するのではないかと思い、先輩PMへのオンライン相談サービス「PMソウダン」を実験的に始めてみることにしました。
β版でのサービス提供開始から現在までに50以上の相談が実施され、想定していた通りだったのですが、PMとしてのキャリア形成やスキル開発に関するものと、担当しているプロダクトを対象としたプロダクトマネジメントの実務に関する相談が大多数を占めていました。
社会への課題感
また、本業は転職系サービスを運営する企業に勤めていることもあり、個人的に労働人口減少による人手不足やAI・ロボット化による特定職種での人余り、関連してGDPのマイナス成長への転換などに関する課題意識があり、何か微力ながら少しでも貢献できないかと思っています。
自分のキャリアを踏まえると、例えば、(人余りの職種・業界から)IT職種・業界へのシフトを支援することでの人手不足の改善及びIT活用による生産性向上などが考えられます。
Udemy講座作りを決意
そんな状況の中、たまたま知人からUdemy講座を出すことをオススメされました。
Udemyの動画講座は受講者の立場で受けたことがあったので、クオリティもボリュームも不安しかありませんでしたが、前述の点(これまでのPMノートの活動)と点(社会に対する課題意識)が繋がって線として捉えることができ、僕だから提供できるものとしてやろうと決意しました。
具体的には、
PMのキャリア形成やスキル開発に悩んでいる人は多そうなので、何かヒントを提供できると価値はあるかも
PMへのキャリアチェンジの一助になれたら、ITの人手不足改善に間接的に貢献できるかも
かけだしPMを支援できたら、より良いプロダクトが生まれて生産性の向上に寄与できるかも
といったような意義を感じ、
さらに、幸いなことに第一線で活躍されている優秀な先輩PMたちと知り合いになっていたことで、先輩PMの力を借りながらであれば動画講座を作り上げられる想像ができたので、やることにしました。
(凡人PMの僕1人だけだったら、絶対やってませんw)
結果として、今回ご出演いただいている先輩PMの方々に多大なご協力をいただき、一緒にUdemy講座をリリースすることができました。
まとめ
これまでの活動と今回のUdemy講座作成を振り返ると、偶発的なキャリア選択や意思決定、行動による点が繋がって、線として捉えることができて、Udemy講座作成を僕だから提供できるものとしてやろうと決意しました。
この経験から改めて、次のことの重要性に気付かされました。
先のことは分からないので、明確に線が見えていなくても点を打つこと(行動すること)
偶発的な機会が発生した時には、感情的な拒否反応や明確なやらない理由がなければ、前向きに捉える
この記事を読んでいる形で、何か新しいチャレンジをしたいと思いつつも、未来の姿が想像できないから二の足を踏んでしまっているというような方がいたら、まずは小さなアクションでも良いので行動に移しましょう!
僕たちが作成したUdemy講座について
最後に、僕たちが作成したUdemy講座「先輩PMから学ぶ、活躍するプロダクトマネージャーのなり方」を宣伝させていただきます!
初心者向けのコースとなり、PMに興味のある方でしたら、どなたでも受講いただけますので、お気軽にご覧ください!
Salesforce、マネーフォワード、元ヤフー、元リクルート等、5人の先輩PMインタビューを収録しており、DX時代で活躍するPMに必要な12のスキル領域、ご自身の現状や今後のスキル開発を言語化するワーク等、PMへのキャリアやスキル開発を学べます。
Udemyへのリンク:
https://www.udemy.com/course/how-to-become-pm/?couponCode=F8A95BB923D6A7167795
近年、DXが社会全体で求められていることも追い風となり、プロダクトマネージャーという役割が注目を集めています。
一方で、そこで求められるスキルは多岐に渡り、スキル開発やキャリアパスはまだまだ体系化されていません。そのため、これからPMを目指す方、PMになりたての方は以下のような課題があるのではないでしょうか。
「プロダクトマネージャーを目指しているが、どのようにしてPMになっていくのか分からない」
「プロダクトマネージャーになったものの、どのようなスキルが必要で、どんなスキルを高めていけば良いかわからない」
本コースではこのような課題に対し、「講座」「先輩PMインタビュー」「ワーク」を通し、PMに必要なスキルやPMのなり方を学んでいきます。
PMのキャリアやスキル開発について、実例やフレームワークによって具体的な内容を学びたい方にオススメです。
このコースの特徴
現役で活躍している5人の先輩PMのインタビューを収録。PMへのキャリアやスキル開発が実例で学べます。
活躍するPMが保有する12のスキル領域を紹介。必要なスキルが、網羅的・具体的に分かります。
ご自身のスキルを言語化できるワークをご用意。現状のスキルや目指すべき理想のPM像、今後のスキル開発計画などが具体化できます。
かけだしPMのためのメディア「PMノート」を運営する講師によるコースです。かけだしPM・これからPMにとって役立つ内容になっています。
記事を楽しんでいただけましたでしょうか。シェアいただけたらとても嬉しいです。サポートは夢の実現に向けて使わせていただきます!