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ドン底の若手教員を救いたい

「今週土日の大会、引率できるよね?」

「あ・・・はい。行けます!」


新卒で中学校に赴任して間もない4月上旬、
先輩教員との会話。


担当学年と校務分掌が決まり、


「さて、授業の準備をしようかな!」
と思っていた矢先の出来事。

「これが中学教師の仕事かぁ。」


心に雷が落ちたような感覚でした。

「土日で授業準備しようと思っていたのに・・・」
(そもそも土日なのもおかしいけど)

7年前、そんな気持ちを抱えて、
教師生活がスタートしました。



こんにちは。
初めまして、やしろです。
今、中学校で社会科教員をしています。


きっとコレを読んでくださっているのは、
学校教育に携わっている方だと思います。


突然ですが、
みなさんは、
「教師の仕事」
って何だと思いますか?

教科指導?生徒指導?教育相談?
保護者対応?部活動指導?

きっと簡潔に答えるのは難しいですよね。


教師の仕事は大きく分けて3つ。

① 児童生徒の指導に関わる業務
② 学校の運営に関わる業務
③ 外部対応に関わる業務

平成28年度プロジェクト研究報告書(国立教育政策研究所)

この中で、教師1年目の私が
一番大事にしたいと思っていたのが、
紛れもなく①でした。

さらに詳しく言うと、自分の専門性を生かし、
直に生徒と関わることのできる
『教科指導』のこと。


①〜③は全て大切な要素だけど、
学校教育の根幹となるのは、
①であると確信しています。

でも、いざ蓋を開けてみると、
思うような、納得いくような
教材研究や授業準備をすることが
できなかったんです。

なぜかというと・・・


シンプルに


「教材研究や授業準備の
 やり方が分からなかった」


から。


授業ストックや授業経験の少ない
教師1年目にとって、

まさに、地獄


だから、残業しまくり。
休日出勤は当たり前。
結果、残業時間は月100時間超。

平日夜、土日(部活の後)、
常に授業や目の前の生徒のことを考える日々。

「教科指導だけは絶対に
 手を抜きたくないから、残業は仕方ない。」


と、自分を正当化していました。

1年目だと、指導教官がついてくれますが、
先輩(指導教官)にアドバイスを聞こうにも、
先輩も忙しそうで聞きづらい。


学校の先生なら
このバタバタ感分かりますよね。


形だけの研修や
膨大な事務作業に追われ、
目の前の授業にしっかり
向き合える余裕さえなかったんです。


誰にも頼れない。


一人孤独に
悩んでいる状態でした。

それでもなんとか毎日必死に
インターネットで
過去の授業案を検索したり、
書籍を買ったりして


「授業をより良いものにしよう!」
と努めていました。


だけど、そう簡単には上手くいかない。


日々の残業で疲れがたまった状態の授業。
自己流で教材研究をすればするほど、
こちらが一方的に話す授業。
生徒はつまらなそう。活気がない。


「去年の担当の先生の方が良かった」

「授業が面白くない」


と何度言われたことか。


そんな生徒の言葉を聞くたびに、


「必死にやっているのに・・・」
と努力を踏みにじられたような思いでした。


自分の思い描いていた授業とは程遠い状態。
悔しくてたまらなかったです。


「授業するのが楽しくない」


そんなことを思ってしまうほど
逃げ出したい気持ちでした。

しかし、社会科のあるベテラン先生の一言で
状況が変わっていったんです。


「やしろ先生、たまには授業遊びにおいでよ!」


ベテラン先生側から
授業参観を提案してくれたのです。


その先生は、新任の私に対して、
とてもフランクに接してくれ、
相談しやすい雰囲気を作ってくれました。


その日から、わずかな空き時間でも欠かさず
その先生の授業を参観するようになりました。


教材研究の仕方や
教師として大切にしていること、
時には、生きる上で大切なことまで
教えていただきました。


いつしか、教材や過去のワークシートなどを
私の机に置いてくれるようになりました。

その結果、少しずつ教材研究の質が上がり、
授業では、生徒が意欲的に活動するようになり、
生徒と良好な人間関係を築くことが
できるようになったんです!


例えば、
毎時間、生徒が話題のニュースや新聞から
気になる記事について考察し、発表する。
という活動を取り入れたことで、


「生徒同士の対話が生まれる」


ということがありました。

これは、ベテラン先生のアドバイスで
「生徒同士の対話の機会を増やす」
ということを意識したものでした。

そのような活動を通して、
生徒は意欲的に授業に参加するように
変わっていったのです。


そして、嬉しいことに
「友だちと一緒に考えていく授業は楽しい!」
と言ってもらえるようになりました。

初めてその言葉を聞いた時、
心の中でガッツポーズ!
しました。

他にも、ベテラン先生を参考に
授業で社会科の小ネタを取り入れ、
生徒の興味・関心を惹くことも
できるようになりました。

まさに授業が
劇的に変わっていったのです!

その時、初めて
「自分から学ばなければ、成長できない」
と実感しました。


その先生から教えてもらったこと、
いただいたものは、
今でも私の財産になっています。

そして、今では
「先生の授業面白い」
「来年も先生の授業を受けたい」
「社会が好きになった」
と言ってもらえるようになり、


自分の授業に自信が持てるようになりました!

とはいえ、
学校現場って、本当に忙しい。
1年目から勤務時間内に全てを完結させるのは
なかなか難しいと思います。

だからこそ、


私の経験や学びを
過去の私と同じような悩みを抱えている先生や
これから教師になろうとしている方
に伝えたいんです!

良い授業ができるようになれば、
必ず目の前の生徒に還元されます!

そして、
それが教師としての
「やりがい」にも繋がってきます。

このnoteでは、
過去の私と同じような悩みを抱えた
若手の先生方(未来の先生方)に向けて、

今すぐ使える社会科教材や
教材研究・授業準備のコツを発信していきます。


この記事を読んだ皆さんが
明日からの授業に自信をもって臨めるように
サポートしていきますので、お楽しみに!


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