いつか娘を送り出す時

もうすぐ娘が生まれる。お腹にいるだけなんだけど、とっても可愛い。
エコー写真見るだけでニコニコしちゃう。妻にも栄養あげなきゃと思って沢山料理するようになったし仕事も効率をより考えるようになったし計画的になった。子供は親を強くするんだなぁと思う。

うちにも姉が居たし父も姉を溺愛してたが私も娘を溺愛しそうである。ちなみに義父も娘である私の妻を溺愛していて、毎日LINEしているそうだ。

そんな親バカに囲まれている私だが、秋篠宮様の会見を見て私もいつか娘を送り出す時を想像していた。

また義父はどんな気持ちで妻を送り出してくれたんだろうなぁと。

私は妻が10代の頃から付き合って30歳になるまでダラダラと付き合っていた。妻は私が初めての彼氏で10代の頃、義父は結婚する時まで家には上げない!と妻経由で聞いていたので、何の挨拶もせずに時だけが経ち(妻が結婚願望がなかったのもあるが)妻が30に近づく頃、そろそろ来ても良いよと妻経由で言われた笑
挨拶に行った時、最初のイメージもあって戦々恐々だったのだが「娘を大事にしてやってくれ」とだけ言われた。

今思えば、複雑な心境であったはずである。今となっては私も少しわかる。父親にとって娘がどこの馬の骨とも分からん男に奪われるのは、楽しいイベントであるはずがない。
しかし娘が選んだ男である。娘の判断を信じてあげたいし反対して嫌われたくもない。そんな義父が一言言えたのが「娘を大事にしてやってくれ」だったのだ。
きっと娘の子供の頃からの思い出などを振り返ったに違いない。

私はちゃんと義父のように娘を送り出す時、夫となる男にちゃんとカッコいいセリフを言えるだろうか。30年くらい先取りして悩んでいる。

それだけの思いを受け取ったからには私もそれに応えたいと思っている。
結婚は個人の自由、当人だけのものという価値観になっていると聞くが私はそうでないと思っている。妻やその子供である孫も含め、親からバトンを受け取り引き継いで守っていくことだ。

今時古臭いと思うが、それが私の男としての唯一と言っていい矜持である。

余談だが私が秋篠宮様だったら、ぶん殴ってただろうなぁ。本当に。

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