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ダンドリオンに叱られる

 ダンドリオンをご存知だろうか。
 NHK教育の番組『テキシコー』内で登場するアニメーションで、カクカクしたキャラクターが印象的た。

 『テキシコー』はプログラミング的思考を育むことを目的とした、なんだか現代的な教育番組らしい。
 ダンドリオンは、段取りを立てて効率よく目的を果たす気持ちよさを教えてくれるコーナーだ。

 だいたいの場合、アニメーションは小人たちが何らかの作業をしている場面から始まる。
 身体より大きな道具を使って、懸命に働く様子が微笑ましい。

 しかし、それを見たボス的小人はこう言い放つ。
 「効率が悪い!」と。

 努力は認めつつも、より効率の良い作業を行うべきだ。
 そう続けながらボスは小人たちに順序立てた行動を指示する。
 先ほどより工程数が減ったことに、働き手たちは「おーっ!」と声を上げるのだ。

 急に自分の話をするが、私はマルチタスクが苦手だ。
 仕事中にも、確認を忘れて同じ人に何度も電話してしまったり、必要な書類を後になって思い出したりと散々である。

 そんな時に、ダンドリオンに出てくるあの上司の「効率が悪い!」という叱る声が思い起こされる。

 後悔と反省とを繰り返しながら、私は今日も効率の悪さを指摘されている。あの小人に。

 明日はもう少しましになりたい。
 あと、何か書けたら嬉しい。

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