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大草原の小さな家

ローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」シリーズは私の愛読書です。小学生の頃から読み始め、社会人になっても時々読み返すほど何回も読んでいました。
「大草原の小さな家」はアメリカ西部開拓時代の物語で、主人公ローラの家族は、開拓した土地の所有権を得るために住み続けようとしますが、イナゴの大群が来て作物が台無しになったり、インディアン達に土地を追われたり(元来はインディアンの土地だったのですが)、様々な苦難に遭います。しかし不屈の精神(楽観的な所が好き)でまた新しい土地を探し、開拓していく物語です。
私が好きなのは、ローラ家族が最終的に落ち着いたデ・スメットの家が次第に町になって行き、友達が出来たり仕事を始めたりする青春時代です。

そして初めて学校の先生になる「These Happy Golden Years」が一番好きです。このシリーズで一番華やかな時代です。
フルタイムの仕事で、週末を待ちわびる毎日だった自分と、教師の仕事に挑戦するローラを重ね、こちらの方がはるかに大変なんだから、私も「上唇をしっかり閉じて頑張ろう」と勇気をもらっていました。
アルマンゾとのロマンスも大好きです。
とても誠実なアルマンゾに全然興味のないローラが見どころです(笑い)

ローラの新婚生活が順風満帆ではなく、苦難続きなのが現実的で、私としては夢破れましたが・・・これが人生なんですよね。

朝ドラヒロインみたいな清廉潔白な性格でないのもこの物語の醍醐味だと思います。
ローラは私よりずっと強いし、とっても働き者です。

いつか原書で読んでみたい、とずっと思っていました。
ポプラ社と岩波文庫から出ていた日本語訳では物語の雰囲気が別物で、本物を読みたいな、と思っていました。

大学時代から原書を数冊買っていたのですが、数ページで挫折しました。
結婚してからも再度挑戦し、コツコツ読み始めましたが続きませんでした。
理由は、「ほぼ単語が分からない」ので、辞書でいちいち調べるのが面倒だったからです。これなら日本語訳で読んだ方が早いなあと諦めてしまいました・・

それでも英語を勉強し直したい思いは心の奥底にありました。
3〜4年前から英語の勉強をぼちぼち始めました。
コロナ禍で予定がすっかり無くなった時にオンライン英会話を始め、勉強にも本腰を入れ出しました。
主にスピーキングの勉強をするようになりました。

本日、数年ぶりにこの原書を読んでみました。
するとスラスラ読めるんです!
分からない単語があっても気にせず読み進められて、頑張った甲斐があったと嬉しくなりました。(児童文学ですけどね。レベル低い・・・)

何よりも苦痛でなく、集中して読めているのが嬉しいです。
内容は日本語で何回も読んでいるので熟知していますしね。
私が知りたいのは、ローラと結婚するアルマンゾが、どんな感じで話す人なのか、どんな性格なのかを原書から掴みたいです。

リーディングの勉強も頑張るぞ!

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