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007_ローキー写真に対する試行

最終更新日:2024/1/27
撮影環境:2023年末~2024年1月

気がついたら2024年になり、写真をはじめた2023/1/4から数えて1年が経過しました。元々自分で撮った写真をレビューする意図ではじめたnoteなのに怠っているじゃないか!ということで、久しぶりにやります。

最近インスタで見かけたSelaru Ovidiu氏のかっこいい写真(!)にインスパイアされて、ストリートスナップをローキーで、シルエットだけ写し撮るような事が多い。それについてちょっと見てみようかと思う。

モノクロ写真が伝える情報

さて、最初の写真は24年1月の朝、陽が浅い角度から差していて、通行人の影が伸びた景色を収めたもの。

Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 , X-E1
1/450 sec, ISO 800 (絞り不明)

かなりオールドテイストなカメラ、レンズを使っていますが、ローキーゆえのインパクトの強さを感じます。ぼけぼけのローファイでは全然ないですね。ただ、随所に描写のやわらかさも感じます(やわらかいモノクロ描写を見ると、かつてのモノクロ映画を彷彿とさせますね)。

最近、東京都写真美術館で「山上新平さん」という方の写真を拝見したのですが、無機物は彩度を落としたりモノクロでカリカリに現像、その反面カラーは鮮やかだが柔らかく現像していたのが非常に印象的でした。色の情報がないからこそ、シャープさやコントラストなどが際立つ点がモノクロ表現の優位性かもしれません。

EF70-200mm F2.8L IS II USM (200mm), EOS R5
1/800 sec, f/3.2, ISO 50

これはカラーですが色情報はほとんどなく、テクスチャーが伝える木の質感が全て、という感じです。なんだか触ったら”ささくれ”が刺さりそうなシャープさですが、こういう写真でバキバキになりすぎないのがcanonの良さと思ってます。

EF70-200mm F2.8L IS II USM (200mm), EOS 5Ds
1/160 sec, f/2.8, ISO 800

一瞬、石かなにかの顕微鏡映像かな?と思ってしまうような表面。ちゃんとカモメ?がいますよ。多分カラーよりも、微妙な光の当たり具合がわかりやすいはず。

ただまぁ、かなり意識しないと主題だけになって、副題すら用意できなくなってしまうほど、情報削減しすぎてしまうのが怖いところでしょうか。

ローキー写真の”色”

アンダーに撮ると色が濃くなりますよね。
個人的に夕景を撮るときとかによく、それを狙って露出を下げます。
やりすぎるとくどくなるので難しいですが、ハマると非常によい効果をもたらす印象があります。

Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 , X-E1
1/60 sec, ISO 250 (絞り不明)

この写真はフィルムライクなちょっところんだ色味が非常によいと思っています。その反面、主題の花は色情報が全然残ってなくて、現像でも救えなかった…(10年以上前のカメラの限界でしょうか)
玉ボケによくわからない影がかぶっているのが反省点でしょうか。

EF70-200mm F4L USM (105mm), EOS R6 markII
1/800 sec, f/8.0, ISO 100

先程言及した夕景です。太陽周辺は色温度が低いですが、そこから離れると急激に色温度が高くなり青みがかるような色のグラデーションは、やはりアンダー目に撮るとうまく表現できる印象です
(ただし、この写真はあまり彩度をいじっておらず、青はくすんだ色になっています弄りすぎると変になるため難しいところです)。
主題の風力発電機の位置がこれでよかったか悩みます。中央の方が良かったでしょうか??

総評

ちょちょっと書いてみましたが、正直まだまだ試行不足です。
というよりも大変魅力ある撮影方法(特に冒頭に述べたような、ストリートスナップとしては)なので、さらに継続トライして、気づきを新たな記事に起こそうと思います。

それでは、締まらないですが今日はここまでで!

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