太っているから、が全ての理由じゃないけど勇気が出なかった
●前置き
約1年前まで、94kgあった。ピークでは99kgを記録していたし、気付かぬうちに100kgを超えていた時もあったはず。現在はなんとか45kg減量し、ひとまず緩めのダイエットに切り替えることに。せっかくだから、メモ代わりにnoteにダイエットにまつわる記録を残しておこうと思う。
コロナ禍によって、1年の計画やそれこそ人生プランまで、計画していたことを諦めざるを得ない状況になった人は数多くいると思う。
自分もやはり同じで、例えば小さなことでいえば「恩師に会いに行きたい」というのがあった。
学生時代、少人数のクラスのためか3年間続けて担任を持ってもらったこともあり、中学の恩師には深く恩義を感じている。
高校を卒業し、会いに行きたいなとふわっと思ったまま大学まで卒業してしまった。これについてはまた別の投稿で書ければな、と思うのだけどやはり肥えていたことがネックになって会いに行きづらかったのだと思う。
いや学生時代も変わらず太っていたから今更すぎるんだけど、それでも「会いに行く」のハードルはどんどん高くなるくらいには、精神も肥え太ってきていた。
そして減量に成功し、学生時代よりも体重が少なくなって、ようやく「よし会いに行こう」と決心できた。どこへ出しても戸惑われるくらいの重量感だった自分が、どこへ出してもまぁ大丈夫でしょう、というくらいには減量できたのだから。
それが今年の2月。あとはもう、ご存じの通りこういう状況になって、受験シーズンに突入するであろう時期に会いに行って何かあったらな……と考えているうちに、もう10か月は経ってしまった。
学校の近くに住んでいる友人曰く、恩師はまだ現役で教師を続けおられるそうだ。だけど、年齢を考えるとそろそろ退職したっておかしくないし、そもそも別の学校に異動することだってありえるだろう。
だからもっと会いやすいときに会っておけば、と思うんだけど、その頃はその頃で気持ちが落ち着いていなかった。
「太っていたって恩師なのだから会えばいい」というのはそれはそうなんだと思う。だけど、一事が万事、そうなのだ。
SNSだけで交流がある友人や、長らく会っていないけどお世話になった恩師や友人、親戚。
会いたいしきっと会っておいた方がいい人とも、会うのが億劫に感じる。会ってどう思われるのだろうと先回りして、会いたくなくなる。
実際のところ、優しい人たちなのだ。私が肥えていようが笑顔で再会を喜んでくれるはずなのに、その人たちを疑うような己がまた、嫌いだ。
この状況がいつ落ち着くかなんて誰にも断言はできないけれど、もし何も気にせず誰にでも会えることになったら、もう躊躇はしないだろう。
そして、その時には自分をもう少し好きになれればなと思う。痩せていようと、太っていようと。
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