太っているとヤンキーが常人の数倍怖い

●前置き
 約1年前まで、94kgあった。ピークでは99kgを記録していたし、気付かぬうちに100kgを超えていた時もあったはず。現在はなんとか45kg減量し、ひとまず緩めのダイエットに切り替えることに。せっかくだから、メモ代わりにnoteにダイエットにまつわる記録を残しておこうと思う。

 ぶくぶくに肥えていた頃、とにかくヤンキーっぽい人々の近くを通り過ぎるのがいやでいやで仕方なかった。

 そもそも、ヤンキー集団やぎゃいぎゃいと騒ぐ集団を見かけると、ほとんどの人はウっと身構えてしまうだろう。よっぽど腕力に自信があるとか自分もヤンキーサイドの人間でない限り漠然と「なんかいやだなぁ」と感じると思う。

 くわえてなにせ2年ほど前まで、完全なる肥満体だった。

 彼らは得てして暇を持て余している。いやヤンキーになったことがないから偏見かもしれないが、多分、それはほんとに暇だと思う。そこに現れたぶくぶくの肉塊。そりゃもう、恰好の餌食だ。

 例えば同じ肥満体でも、アスリート系というか身長もあり見ようによってはかっこよくも見える肥満体であったり、タレントさんにあるような太ってはいるけどファッションや顔立ち、とにかくビジュアルがきちんとしている方ならそういうケースも少ないだろう。

 だが私は、自分でいうのもなんだけど完全にだらしない類の太り方であったし、何度もnoteに投稿してきたようにビジュアルにも気を使っていなかった。ヤンキーからしたら一番美味しいタイプの肥満体だろう。

 事実、中学生の頃など、まぁまぁの距離がある場所からヤンキー集団を凝視してしまったことが仇となり「豚ァ!オイ豚!」と叫ばれたことがある(スラム街?)

 肥満時代も長く、上記ほどひどいエピソードはそうそう無いにしても、近しいことはいくつかあった。それだけに、ヤンキー集団を見かけたらマジものの「素」顔になってヤンキー集団の方でも、目を逸らすでもない、よく分からない方向を向いたまま通り過ぎるという術で切り抜け続けていた。

 痩せてから楽になったのはこのいらぬ気を張る必要が無くなったこと。いやそりゃもう、肥満体が通りがかって笑い者にするヤンキーの方が普通に考えたらおかしい。けれど、そんなこと主張したとてヤンキーに届くわけではない。結局は、自分の気持ちの持ちようを変えるか、体格を変えるしかないのだ。

 ヤンキー集団を見かけても「ちょっと感じ悪いな」と一瞬心によぎるだけで、ノンストレスで通り過ぎることができる。そんな小さな違いでも「痩せてよかった」は積もっていく。

 

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