短歌日記　2021/3/11、12

春だから泣いてもいいよ特別に
メロンソーダを奢ってあげる

春と奢るで先輩後輩の別れのシーンを描きたかった。

捨てきれず家まで帰った半券が
洗濯機の底へばりついてる

あーあ、やっちゃった。少しの後悔で洗濯機へ頭を突っ込む。

深夜2時恋愛相談ごめんなさい
つなぎを風呂場で洗っていたから

特に深い意味はない

揺れながら見えてた空は青灰で
初めて怒鳴る担任がいた

私は小5で、図工の版画を彫っていた。

死なないで私のシナプス死なないで
私の記憶はこれしか無いのに

風化してしまう記憶は書くことでしか繋げないと思う。

メンヘラの製造過程は秘中の秘
ハッピーターンの魔法の粉より

特に深い意味はない

あなたにも聞こえてますかこの音が
これは銀河がせせらいでいる

夏っぽいので、夏まで保管すべきだったかもしれない。

目に見えず触れられないのが「愛」らしい
なのにおばけは信じないんだ？

おばけ、私は愛と同じくらい信じてるよ。

話したい触られたいし殺したい
これが世に言う赤なのかしら

感情には色があるので。

生温い南の夜風頬を舐め
私はようやく眠りに落ちる

これも、本当は5月まで保管すべきかも。

さっきまで即レスなのに未読無視
駆け引きだって期待していい？

特に深い意味はない

遠距離の片思いって難しい今日も私は端末依存

特に深い意味はない

二人なら怖く無いねと手をあげて
餃子とビールを4つずつ

めっちゃ頼むし、今日はまだ木曜日。