短歌日記 2021/03/20

君の言う「少し厳しい」が嘘であるのと同じくらい I am busy

人は皆、見えてないところで忙しい。だからこそ言葉が生まれた。

「好きな人の好きな歌」はめんどいな。恋人って言いたいよ、早く

そのまま

なんだろう、やめてもらっていいですか。私を信頼しすぎて頼るの。

信頼されるのは嬉しい。頼られすぎるとちょっと苦しい。

頭骨に花を描いてもらうには、私は罪を犯しすぎてる。

「彩色を施されたアンナの頭骨」に感銘を受けた。わたしにもやってほしい。

頭骨に花を描いてもらうには、私は歳を重ねすぎてる

前首を変えた。アンナは若い女性だったらしい。

「親指の爪を剥がして、読みかけの本に挟めば?」今日はここまで

親指の爪が少し剥がれたので栞にしてみた。

海 青と、汚れた白が、引き剥がされて泣く泣く帰る

そのまま。白ってよく見ると汚れてない?

まだ誰も見たことがない標識を夜な夜な引っこ抜くのは私

そういえば、標識を立てる現場って見たことないな。それと同様に、私が見たことのない標識も日本のどこかに立っているかもしれない。

この旅館ではお茶請けもお布団も出すけど景色はセルフサービス

従兄弟の発言を短歌にしてみた。確かに、景色は窓辺まで歩かないと受け取れない。

暮れていく海とか山を眺めるだけの場所を私の中にほしい

旅館の謎空間が私の中にも有ればいいのに。


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