ウェブサイトを展示しています
こんにちは、ウェブデザイナーの横田です。皆さんはウェブサイトを展示したことはありますか。ポートフォリオサイトに実績として掲載するときにすら、悩みますよね。画面にデバイスやブラウザの枠を付けるか、背景はどうするか、GIFかMOVかJPG(2000)か。
今、弊社(日本デザインセンター(以下:NDC))の受付(13階(以下:13F))に、リニューアルを担当したサイト(女子美術大学・女子美術大学短期大学部ウェブサイト(以下:女子美サイト))を展示しています。告知に添えて、展示の様子もご紹介します。
*展示風景の写真は女子美サイトでも一緒に仕事をしたNDCのカメラマン、岡庭璃子(https://ricookaniwa.com/)撮影です。
触れないウェブサイトを展示する
人が操作しているサイトのキャプチャ動画を見せられるのは、自分のスクロールや操作と違っていて気持ちの良いものではないですし、逆にスクリプトなどで等速で操作される動画も違和感がある気がします。「URL送るからみてよ」というのが人にウェブサイトを紹介するときには一番良いですね。
NDCの13Fには実績を紹介するガラスケースがあります。ただ、色々な人が出入りする会社の受付という場所にあるため、施錠され、実物を手に取ったり操作することが難しいのです。
パッケージデザインや書籍など物質量のあるものならまだしも、スキューモーフィズムを通り過ぎてしまったフラットなウェブサイトを触れない状態で展示するなんて。
隠さない展示
まだまだスクリーンメディア以外の仕事が多いNDC、この展示台もウェブサイトなどを展示するのには全く向いておらず。ケーブル類やデバイスを展示面に埋め込もうと思うと、底を上げないといけないですし、電源も埋め込まれていません。
そして、私も展示なんて卒業制作展以来やったこともなく、綺麗な展示台もキャプションも作れる気がしません。仕方ないので「デバイス」も「私が展示できないこと」も隠さないことにしました。
全景がこちら。
恐ろしいほど、「むきだし」ですね。
ちなみに女子美サイトには「むきだしの彼女たちの記録」という、学生インタビューコンテンツが連載されています。
https://www.joshibi.ac.jp/pages/interview/students
予算がないのでデバイスが部署に転がっていた古いiPhoneということすら「むきだし」です。
ちなみに画面のサイズが小さいと見にくいと思ったので、サイズが小さいほど下に高い角材を添えています。
操作動画と、操作している動画が流れています。
女子美に取材などで通っているとリアルな筆を使ってみたくなってしまうもので、ホームセンターで板を買ってきて、人生で初めてジェッソを塗ってみました。あまり上手くできずに裏返しにしていますが。
隠さないことで隠してしまった
写真が良いのでなおさらですが、隠さないことの裏返しとして、自分のできなさ・やらなさを隠そうとしたとも言えます。反省ですね。
女子美は院生だと男性も入れるので、もう一度、基礎から学ぼうと思い、ウェブサイトを覗きました。すると、時間で変わるように設定したトップページのコピーが「おやすみ」と優しくと言っているので、学ぶのは明日からにしようと思います。
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