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霧雨に身をゆだね

霧雨に触れのは 何年ぶりでしょう。

髪に産毛に霧が積もり、 肌の上で水滴へとかわります。

ふと気がつくと
まとわりつくワンピースが 時間経過を教えてくれました。


近年はもう、色気のない雨に変わってしまったけれど

悲しいことも 嬉しいことも  包み込んでくれる。
こんな優しい優しい  日本の雨が好きでした。


磨りガラスのように光を通す雨雲をみあげて、
小さく息を吐いて、

そして

もう一度 霧雨に身をあずけてみました。

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