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アコースティック5mm - Mr.スカイ

5mmというバンドがある。Beatles~XTC~10ccの流れを汲むPOPバンドと自身を説明しているがまさにその通りの英国ポップスの流れを汲んだ美しいメロディーと明確なコード進行を持ち合わせたバンドだ。このアレンジは普段のバンド編成ではなく、打ち込みのリズムトラックに合わせたギターとピアノ、2人編成で歌われている。それがとても魅力的だ。

自在に変化するリズム、ゆるやかなカーブを描くようなコード進行が3拍子とピッタリあっている。さりげなく歌われているメロディーに添えたコードはどことなく風変わりでもあり、それであっても他にないというくらいにピッタリなコードが当てはめられている。

リハスタワンカメの映像はそもそもMV等を想定したものではないだろう。しかし圧倒的な確信をもって歌われるヴォーカルギターとそれに合わせて奏でるピアノの組み合わせがあまりにも自然でこれをもって完成形といってもいいのではないかとも感じる。

普段のライブではあまり演奏しない曲のようで、自身の解説では「最近この曲の事を思い出しやってみた」と書かれている。そしてバンドでもまたやってみよう、とのこと。このゆるやかで変幻自在でカラフルな2人編成によるアレンジを踏まえてバンドではどのように生まれ変わるのか非常に興味深い。YouTubeでは時々こうした出会いがある。

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