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プロダクトマネージャーのスキルマップアンケート結果

こんにちはyasanoです。
今、Product Manager Conference 2019 (Day2)に来ていて、ふと思うところがあったのでこの記事を書いています。

今年はなんと昨年から倍の1,200名もの集客や、あのMartin Cagan氏の講演なども実現され一大イベントとなっており、参加者の熱量などからもこれまでにないPdMムーブメントを感じますね。その中でもプロダクトマネージャーとはどんな職務であり、どのようなスキルが必要か(有効か)などは命題的に毎年語られる分野だなと改めて感じました。

この流れで、そういえばと思い出したのが昨年50名ほどのプロダクトマネージャーに対し、Pragmatic Marketing Frameworkの37項目をPdMスキルマップとして捉えアンケートをとったものの、note としては掲載をしていなかったのでこの機会に結果を紹介しておきます。
Pragmatic Marketing Framework については以前のポストをご確認ください。

以前のポスト :  “偶像のプロダクトマネージャー” との付き合い方

アンケート結果(2019/11/13現在集計)

全37項目の各平均値

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ぱっと見だと分かりづらいのでカテゴリ毎の平均値だけ簡単に用意しました。

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縦の軸で分類した場合では、PLANNING についてのスキルは保有していることが多いようです。この分野は求められやすい能力ということになるのでしょうか。特に自身が保有していると認められている分野は下方のテクニカルサイドのスキルの Stakeholder Communications(Score:3.66)Requirements(Score:3.60)です。PLANNINGそれぞれの項目の定義については こちら にまとめてあります。

Stakeholder Communications | 関係者間のコミュニケーション
Manage proactive communications with relevant stakeholders from strategy through execution.
戦略から実行まで、関係するステークホルダーとの積極的なコミュニケーションを管理することができる。
Requirements 製品要件と優先度
Articulate and prioritize personas and their problems so that the appropriate products can be built.
適切な製品を構築できるように、ペルソナとその問題点を明確にし、優先順位を定義することができる。

次いで、市場課題や存在する代替製品・競合など環境分析をするといった上流の業務が定義されているMARKETING(詳細はこちら)、その整理に自社の戦略を詰め込む FOCUS(詳細はこちら)のステップで行われることの多い分野でスキル保有者が多いという結果になりました。

最後に

今回は私の方で大した分析もしていませんが、このアンケート結果から、PdMの皆さんが持っていて使われているというスキルを獲得する行動をとるか、逆張りとして保有者の比較的少なそうなマップの右側のマーケティング分野のスキル、つまり現在でいうとセールスイネーブルメントカスタマーサクセスというキーワード界隈のスキルを獲得しようとするか、いずれにおいても長期的な視点で自己のスキルバランスについて考える余地はあるかと思います。

最後に、アンケート結果全データ(匿名データ)を掲示しておきます。とりあえず偏差や相関値データなどもつけてあります。どなたかこのデータについて語りたいという方、もっと筋のよい分析から仮説を立ててみるなど活用していただけるとハッピーです。

プロダクトマネジメントスキルチェック(集計)

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