眼疲れ対応レンズ「トライガード」は、なぜ黄色をカットしたのか
ビッグメガネ那覇からの報告です。
先日、お客様の持込みフレームに、度無しレンズ(伊達メガネ?)をお入れしました、その感想がこちら(^^)v
「度無しレンズ(^0_0^)
でも、かけたらちょっとくっきりするのが分かります。
優れものだね。
トライガードにして良かったです。
やっぱ画面見てる時、目が楽。
嬉しい😊」
度無しレンズは、トライガードという製品です。
このレンズは、眼の視覚機能が衰えたり、眼を酷使して眼疲れを起こしている人に対して効果を発揮すると言われています。反面、元気な眼の場合は差を感じにくいようです。
トライガードはなぜ、人によって効果が違うのでしょう。
一番の原因は、加齢に伴う眼の変化だと思われます。
眼に入った光は、角膜、水晶体、硝子体を経て、網膜に届けられ、視神経が情報を伝達、脳が画像化します。
残念ながら各器官はいずれも加齢の影響を受けてしまいます。
無色透明だった水晶体では、黄変が起きます。水晶体のたんぱく質の分子量(微粒子)が加齢により増加し、散乱光を発生させ、明るい光に弱くなります。微粒子の量がさらに増えると白内障になります。
ゲル状の硝子体ですが、加齢とともに水溶化していきます。すると内部に空洞が出来たりシワになったり、酷いときには網膜から剥がれたりします。
このように、色んな変化が発生するんですが、なかでも水晶体の「透過率」と「弾力性」の変化は、大きな影響を与えます。
※水晶体の黄変
透明だった水晶体が濁ったり黄色くなると、青色系(短波長側の光)の透過率が大きく下がります。視力低下や光の散乱、網膜像の質低下が発生、その結果、青色系は暗く見えてしまいます。黒と紺の見分けがつかない人が増えるのはそのためです。
※調節力の低下
水晶体の弾力性が低下することで、焦点が合いにくくなります。いわゆる老眼ですね。なかでも静止画像より動くものに対する認知が落ちますので要注意。駅や空港など、動く表示物の表示速度にも気を配る必要があります。
※瞳孔径の変化
瞳孔径の明暗変化(拡大縮小)機能の衰えにより、瞳孔径が広がりにくくなり、暗い場所では物が見えにくくなります。その結果、急激な明暗変化には対応できないようになります。
さて、なかでも水晶体の黄変や白濁は、各波長の透過率を下げるのですが、とくに短波長域(青色系)の透過率低下は著しく、また、網膜の中心に位置する「黄斑部」の錐体細胞内の色素量も減少してしまいます。
その結果、若者と高齢者では、見ている色自体が違うことになるのです。
水晶体や硝子体が加齢で不透明になると、目のなかで光が散乱しますので、コントラストの低下やグレア(まぶしさ)が発生します。ですから、若者よりも、コントラストを強くした看板、文字が求められます。
かといって、明るければ良いのか、というわけではなく、高いコントラストは必要ですが、眩しさを感じる明るい光は避けなければなりませんね。
ということで、生まれたのがトライガードというレンズでした。加齢により眼の中では黄変という現象が起きて、青色光を透過しにくくなるのであれば、目に届く光の黄色い波長をカットして、全体的な光のバランスを整えようという作戦です。
手元作業、長時間のPC作業、ドライブ、アウトドアなど、あらゆるシーンに活躍してくれます。一言でいうと「眼疲れ世代の強い味方」♪
しかもナノテクノロジーを駆使した表面技術処理により、傷に強い「トランジュコーティング」と超撥水コートが施されていることから、どのようなシーンにも対応できそうです。
眼疲れが気になる人、試してみてはいかがですが。
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