蔵出し：「アメリカのお弁当」from 　野菜さらだの『アメリカは、住んでみなくちゃわからない！』第13回

※この蔵出しシリーズは、1996年～2002年までアメリカに留学していた野菜さらだが後半の1999年～約三年間、週２回発行していたメールマガジンの記事をそのままそっくりお送りするものです。今回は、毎日更新していきますので、お楽しみいただければ幸いです！

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　　野菜さらだの
　　　『アメリカは、住んでみなくちゃわからない！』（愛称アメすん）
　 　　　　　　　(1999/7/13発行）　第13号 （火・金曜発行＋日曜版）
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　最近「YOGA（ヨガ）」教室に通い始めました。この間、間違って「妊婦さん向けのコース」に行ってしまい、先生が「このクラス、妊婦さん向けよ」と一応尋ねてくれたので、妊婦さんに見えるほどではなかった、、、と一安心。しかし、食べるのが大好きな私、今日も懲りずにテーマは食べ物です。

◆本日のテーマ「アメリカのお弁当」

　何かの集まりがあると、日本でもお弁当が用意されることがありますね。こちらでも「ランチボックス」が主催者側から用意されます。何かな～～と楽しみに開けてみると、中には大抵大きなサンドイッチ（七面鳥とかハム、あるいはベジタリアン用の野菜だけ）とりんごが丸々一個、小さなポテトチップの袋、クッキーか小さいケーキが入っています。そして飲み物はポップ（炭酸飲料、コーラとか）です。何回かこのランチボックスに出会う機会がありましたが、中味の組み合わせは大抵このパターンでした。今では、これを密かに「アメリカの幕の内」と呼んでいます（他の州で出たランチボックスもそうでした）。

　弁当といえば、「テリヤキベントウ(teriyaki bento と書いてある)」と称
したものを売っている屋台のようなところがあるのですが、そこにあったのは白い米の上に焼き鳥の親分みたいな大きな串刺しが２本、ぼーんぼーんとのっけてあるだけ。あれを「ベントウ」と言って欲しくないなあ、と思いながらみていましたが、結構売れているようで、みんな大きな串刺しにかぶりついていました。（このテリヤキ味は他のメニューでもよくみかけ、人気のようです。）
　　　　　
　大学のカフェテリアのようなところには、巻き寿司などのお米を使ったランチも用意されており、ヘルシーだと結構人気です（がかなり値段は高い）。アメリカ人に「これが日本の典型的なランチだ」とおにぎりを作ってみせると、「寿司？」と見間違う人が多く、誤解を解くのにまた一苦労です。ちなみに、日本のお弁当の定番「梅干し／おかか入り、おにぎり」にこちらで相当するのが「ピーナッツバター／ジャムのはさまったサンドイッチ」です。（つづく）

◆そこで特集テーマ「私は見た！　こんな変わったお弁当」で投書を募集します。日本各地、世界各国からのおもしろお弁当情報を待っています。

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◆お断り：この『アメすん』は、かつてアメリカのオレゴンに住んでいた野菜さらだが個人的に体験した、おもしろい話を友だちや家族に話すようなつもりで書いたものです。アメリカの他の場所とは違う、というエピソードも中にはあるかと思いますが、まあ、気楽に読んで楽しんでください。
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