蔵出し：「アメリカ人するために必要なスキルとは？！」from 野菜さらだの『アメリカは、住んでみなくちゃわからない！』（第17回）

※この蔵出しシリーズは、1996年～2002年までアメリカに留学していた野菜さらだが後半の1999年～約三年間、週２回発行していたメールマガジンの記事をそのままそっくりお送りするものです。今回は、毎日更新していきますので、お楽しみいただければ幸いです！

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　　野菜さらだの
　　　『アメリカは、住んでみなくちゃわからない！』（愛称アメすん）
　 　　　　　　　(1999/7/27発行）　第17号 （火・金曜発行＋日曜版）
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　先日の日曜版で「日本で日本人しているアメリカ人」というメールをご紹介しました。実は、私もこちらに住むようになって、アメリカ人ならではの必殺技（？）がいくつかあるのに気付きました。そこで、今回は野菜さらだの独断と偏見による、アメリカ人するための必殺スキルについてお知らせしたいと思います。

◆本日のテーマ「アメリカ人するために必要なスキルとは？！」

・スキルその１「引っ越しスキル」

　季節の変わり目の引っ越シーズンは元より、こちらではよく小型、大型の
「U-HAUL」（トラックだけを貸してくれる会社、荷物の詰め込み、運転は自分でする）のトラックがそこここを行きかっています。気分で引っ越してしまうアメリカ人が少なくないので（今まで東海岸に居たから、今度は西へ行こうみたいな）引っ越しは年中行事です。何度か友だちの引っ越しを手伝ったり、逆に自分たちの引っ越しを手伝ってもらったりしましたが、さすが引っ越し慣れているのか、そういうアメリカ人の友だちはパッキングがすごく上手です。

・スキルその２「ペンキ塗りスキル」

　「明日時間ある？」「うん」「ちょっと、ペンキ塗り手伝ってくれない？」「は？」そういう会話を何人かとしました。自分たちの家のペンキの塗り替えをこれまた自分たちでやってしまうのです。最初はムラだらけの仕上がりでしたが、後半ちょっとうまく塗れるようになったなあと思って自分の塗ったところを眺めていると「これでアメリカ人になれるね」と声をかけられました。

・スキルその３「おしゃべりスキル」

　もう説明するまでもないくらいの必須スキルです。アメリカ人は本当にどこでもしゃべってます。バスを待っているとき、教室で隣に座り合わせただけの人、パーティーなどでは自分からどんどん自己紹介していかないと、「壁の花」となってしまいます。英語でしゃべるのはどうも、、、と思う方は、話がわかろうがわかるまいが「Humm,humm」と３秒～５秒に一度相槌を打ち、時々「Wow!」と驚く、これでOKです。相手がどんどん話してくれます。（実際、うちのダンナはこの３秒相槌スキルを私に対してよく使っています。だいたい人の話を聞いちゃいない！）

　この技を身に付ければ、今日からあなたも立派なアメリカ人！？（つづく）

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◆お断り：この『アメすん』は、かつてアメリカのオレゴンに住んでいた野菜さらだが個人的に体験した、おもしろい話を友だちや家族に話すようなつもりで書いたものです。アメリカの他の場所とは違う、というエピソードも中にはあるかと思いますが、まあ、気楽に読んで楽しんでください。
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#創作大賞2023