企画ものの告知のタイミング
二次創作アンソロジーを発行する時の告知のタイミングについてのお話
二次創作で同人活動をしている時(二次創作じゃなくても同人活動じゃなくても何かしらで外に向けて発信をしている時)に、公募ではない企画ものにお声がけ頂いた時、嬉しくなって言いたくなる気持ちは十分にわかる。
それが素敵な企画であれば一刻も早く「こんな素敵な企画があるんだよ!」って分かち合いたい気持ちもわかる。
そこに「しかもそこに私は呼ばれたんだよ!」という感情が乗るのもわからないけど解ろうとは思う。
でもちょっと待ってほしいんですよ。
公募ではない企画ものは告知をするまでも告知してからも、全てのタイミングをめちゃめちゃに練ってる。
どれくらい練ってるかというとすでに発覚している他企画の主催と告知のタイミングをどうされますか?ってすり合わせるくらいには練ってる。
なぜそんなことをするかというと、私は「万全の状態で出したくて、驚かせたいから」というエンターテイナー精神から来ている。
もちろんジャンルやカプの空気感もあるので一概にはいえないけれども、少なくとも私がそう。
それなのに企画に参加することが決まった直後、まだ水面下の状況の時に参加者が「もうすぐお知らせできる」とか「新しいもの用意してます」とか
なんか、ある?
みたいなつぶやきをするのは企画を潰すつもりなのか?と主催の側の気持ちからするとびっくりするくらい気分がよくない。
例えそれが私が主催している企画の話じゃなかったとしても、関係者が「もしかしてこれって……」って思うものは「そのつもりがなくても」匂わせに該当すると思っているので、もしかしてこれって……の時点で私は
あーーーー人選間違ったなーーーーーーーーーーー。
ってなる。
そもそも私が主催した二次創作アンソロジー(依頼型)では、確定の連絡時に
と全参加者に注意事項として通達をしているため、そもそも企画があるということすら外に漏らしたくないことは伝えている。
だからこそ余計強く思う。
こうして私がもやもやを溜めている中で「でも違う話かもしれないし」という擁護の言葉で慰められたりもするし、全然私が今いるジャンルの全ての企画を把握してるわけではないので「そりゃそう」ではもちろんあるんですけど、他の企画だとしても「うちの企画の話をしている?」とその企画の関係者が思ったらそれは匂わせなのでは?
個人誌の話なのだとしたら好き勝手に呟けるじゃないですか。
いついつに出す予定で~。表紙はこういうので~。中身はこんなお話で~!
まじで好き勝手に話せる。私も本当に好き勝手に話してる。
だって個人で好き勝手に出すんだもの!!
合同誌の話だとしたら、そこには自分じゃない他者が存在するじゃないですか。
きっと複数人で「どういう表紙にする?」「いつ発表する?」っていう相談が発生しているはず。
なのでその人数の中で決めたことを先にぽろっと漏らす行為は信用を失う行為に当たると思っている。
だって複数人で協力してやるんだもん!
じゃあアンソロジーだったら?
主催じゃない限り、参加者にあるのは執筆した原稿を渡すか渡さないか。の二つの決定権しかない。
告知を始めその他の事柄に関して自分が発信する決定権を持たない。
それなのにどうして世の中には「アンソロに呼ばれちゃった☆嬉しい!」って気持ちで「もうすぐ嬉しいお知らせができると思います~」とか呟けちゃうんだろう。
なんか…………極端な話どこの有名人気取りだよ。って性格の悪い本音が顔を出してくる。
なので何かしらまだ告知前の二次創作の企画に誘われた人は、何より口にチャックをしてほしい。というかしろ。
そしてそれができないのであれば、受けるな。
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