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【依頼者のご感想~「相手の立場に立って物事を見ること」】

【依頼者のご感想~「相手の立場に立って物事を見ること」】

同族会社において、株主と経営者の間でときに厳しい対立関係が生じることがあります。

株主サイドである依頼者が最初に相談に来られたとき、「もう笑うしかない」と話しておられたことが強く印象に残っています。

確かに、経営者側の見ている世界・主張内容と、株主側の見ている世界・主張内容が大きく異なり、どこからどう手をつけていったよいか、判断が難しい案件でした。

ですが、その後、時間をかけて、当事者双方がねばり強く交渉を重ね、最後は合意による解決で終わらせることができました。

訴訟での解決という方向もあり得ましたが、もし判決で終わっていたとすると、おそらく大きな遺恨を残すこととなったと思います。

「敵化」という言葉がありますが、相手を「敵」と思った時点で、認識にバイアスがかかり、色眼鏡をかけて状況を認識してしまいます。

できるだけニュートラルに相手を理解することに努めること。それは、実際に、相手との合意形成に役に立ちます。

10年以上代表取締役であり続けた人が退任するということは、とても大きなことです。

合意で解決できたことは、関係者の誰にとっても良い方向に作用していると思われます。

私自身にとっても貴重な経験となりました。

(50代・女性・企業)
田口先生と初めてお会いしてから10カ月以上が経過しています。最初の頃は先行きが全くわからない状態で不安だらけの中で問題が解決していくのか?そのことも想像できないような状態でした。
そして、時間の過ぎてゆくのと共に、先生と話し合いを重ねて、又、相手の人たちとの話し合いを重ねて、今回解決に至ることができたのです。田口先生に教えていただいたことで一番大きく私の頭に残っていることは「相手の立場に立って物事を見ること」です。これは今回の話し合いの中で先生が何度も口にされていました。「敵」である相手がどんな思いで今回の紛争に至るまでを過ごしていたか、そして今現在どんな思いでいるか?何度も私自身”想像”することができました。そのおかげで、すこし歩み寄りができたように思います。”相手の立場になって考えてみる” 今回の紛争解決だけではなく、今後自分の人生を生きる上でのヒントにも大いになりそうです。
田口先生の今後の更なるご活躍に期待しています。先生、ありがとうございました。


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