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今更レポ投稿|#改良湯で考える(新しい組織の作り方を\改良湯で/考える) にいってきた

こちら、9月のイベントですがなぜか投稿ボタンを押してなかったので12月の今、投稿ボタンを押しています。素敵なイベントだったので改めて。

このイベントを申込みしたとき、たしか会社の組織というよりは、複業スタートアップのTONJIRU STANDのほうでチームとは・・・組織とは・・・について悩んでいたのですが、どちらかというと今日の時点では会社でのチームほうが気になっている今日この頃。登壇者も魅力的だし、整いたいブームのわたしは改良湯にも行きたいしで迷わず申込したわけでございます。

改良湯はめちゃくちゃ綺麗で最高によかった。絶対近いうちに来る。※土曜日が定休日らしく、貸し切りできるらしいです。

本日の登壇者のみなさま

「未来のチームの作り方」も好評のサイボウズ式編集長の藤村さん、日本で10人しかいないめずらしいお名前のはずなのに、家族が11人いるというEightコミュニティマネージャー 小父内(おぶない)さん、主催者でもあるSpreadyの代表 佐古さん、そしてモデレーターにワンキャリアの寺口さん、という興味津々の方々です。最初の紹介から盛り上がる。

組織/チームづくり どうやって作られてますか?

サイボウズ藤村さんは、メンバーを信じていなくて失敗したお話から。昔はマイクロマネジメントで目の前の仕事やタスクしかみておらず、マネジメントすればするほどタスクの進捗よくなったが、チームの雰囲気が悪くなっていったそう。

なぜ悪くなったのか)チームではなく仕事しかみていなかった。チームプレーよりも自分のアウトプットばかりみていて、メンバーと気持ちが離れた。
どうしたか)ギアチェンジをして自分の価値観を数年かけて変えていった。チームのメンバーひとりひとりとしっかり向き合い、メンバーは多様なんだということを認めることからスタートした。
どうやってマネジメントしているか)1on1で「雑談」する
サイボウズの1on1は仕事中にただ雑談するのをよしとしている。仕事の話よりもプライベートの話をすることで、メンバーがどういうところにやる気ポイントを持っているかわかる。

Eightの小父内さんからは、仲間との信頼のつくりかたについて。

信頼のつくりかた=覚悟。
自分が仲間を信じて相手が気持ちよくなってベクトルがあっていれば、そのあと多少裏切られてもいい。とことん覚悟を持って信じることが大事。

寺口さんも「後出しじゃんけんされても笑っていられるやつこそ、次のリーダーに向いてる」と仰ってました。たしかに。それぐらい自分が覚悟を持って相手と向き合わないと、本当の信頼は生れないのだろうな。

また組織づくりとして、Spreadryの佐古さんのお話で響いたのが「スタートアップは大義性がないと今の日本でやる意味ない。会社の旗が大事。」という内容。(ちなみにスプレディさんの「やりたいに出会い続ける世界をつくる」っていうミッションめっちゃ素敵)

寺口さんがこれに関連して仰っていたのが

「ブランディング=ブランドが動いている」ということ。会社を応援してくれる人を増やすには、会社として自分達が言ったことや会社のビジョンに対して、ちゃんと行動していること、アクションが外に見えることが大事

というのがとても腑に落ちました。そうだよな。応援されたいならちゃんと有言実行しないとなーーーーと強く思った次第です。

また、寺口さんのところに悩みとして寄せられるもののなかに「Wantedlyで人事がお化粧記事をあげててつらい」という声があり、Wantedlyなども使い方に気を付けないと危険というお話も。ちなみにワンキャリアさんは人事ではなく社員が自分の言葉で「なぜここにいるのか」という意思決定について記事を書いてもらっているらしく、そちらのほうがむしろ対外的にも評判がいいとのこと。

やっぱりみんなリアルな声が知りたい。

「働き方の多様化が加速する現代」のチーム作りのコツは?

最近は働き方の多様化に注目が集まってきて、世の中の価値観が変わったというよりは、みんなそうだよねって気付いちゃったというイメージに近い。企業が社員の働き方を抑圧できないような時代になってきている。でも、まだまだ多くの会社はサイボウズの発信とかやめてくれよって思っている会社多い(w)、というところからスタート。会場では意外と副業OKな会社が多かったものの、実際に副業を行っている人は少数でした。

複業する=自由と責任が必ずセット。複業はじめて1か月すると、もらっているお金に対してちゃんと自分が成果を出せているのかざわざわする。もらっているお金に対しての責任感。(Spreadry 佐古さん)
複業解禁したときの問題:セルフマネージメント
とくに若い人、自分の限界を察知する能力がないため、副業やりすぎて本業までやばくなったりするので、そこのコントロールが大事。※サイボウズはスケジューラー上で複業している時間もメンバーにオープンにしている(ここは複業しますってスケジュールに入ってる)(サイボウズ 藤村さん)

コミュニティマネジメントについて

近付かないコミュニティってある?という話題に。佐古さんの近付かないコミュニティの特徴が「切り取りの縁がちゃんとしていない」ところという話から、コミュニティが消費されはじめたら黄色信号というお話へ。

▼コミュニティが消費されるとは?
具体的にいうと、例えば、人事がノウハウ共有のために集まっていた場所に、その場を利用して営業したいという、そこのコミュニティの概念に合わない人が入ってきてしまい、最初は人事が来ていたが、ふたを開けてみたら最終的に人材会社の営業しかいないという結果に。コミュニティに本来の対象者だった人たちが離れていったら危険信号。

あと、藤村さんの理想とするコミュニティの「10年後に酒飲みながらあーあの時こうだったねー、と語れる場所を大事にしたい」というのは納得しかなかった。めちゃくちゃ理想。わたしもこう思えるコミュニティにいたい。

小父内さんは「誰と何をするか」を重視しており、自分が大事にしている
好き5つに沿ったことだけをやるというのも、素敵な考え方だった。ちゃんと、自分が何が好きかを言語化しておくことも、めちゃくちゃ重要。

小父内さんはむやみにオフラインで人に会うようにしているそうで、まずは必ず自分の目で確かめに行く。飛び込んだイベントではお酒を飲んでるふりをして、めちゃくちゃみてる。その人がどれぐらい人を大事にしているか、サービスを大事にしているかを見て、一瞬でも違和感あると帰るそう。

そうやってオフラインの出会いを大切にしていくことで、出会いを熟成する。(小父内さんのかっこいい一言)

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というわけで、あっという間の1.5時間ほぼ登壇者のかたが喋った内容を綴っただけになりましたが、毎回組織とかチームとかの分野のイベントに関しては毎回全然時間が足りない・・・! とても興味深いテーマで、いろんな会社の方たちの話を聞くことで、新しいヒントが得られる素敵なイベントでした。ありがとうございました!

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P.S 12月に追記
これ今読み返してもヒントがいっぱいでした。改めてじっくり噛みしめたい。

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