葛西泰行

武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。広告クリエーター、エディトリアル・デザイナー、イラス…

葛西泰行

武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。広告クリエーター、エディトリアル・デザイナー、イラストレーターを経て、2005年より執筆。処女作「マングローブの龍」が2006年度小学館文庫小説賞最終選考優秀作。英語版を同年末、米国で発行。2019年、同作改修版が文芸社出版賞銀賞受賞。

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飛ぶトナカイ

内容紹介  昭和13年、ノモンハン事件に動員された富樫要。しかし部隊はあえなく全滅。唯一の生存者となり、生死の境をさまよっているところを、撤退中の部隊のひとり、伊藤に救出される。常勝、無敵の日本陸軍にとって不名誉きわまる全滅と敗走、その生き証人となったふたりは後日、口封じのため機密保護をつかさどる憲兵にされ、樺太国境地帯、佐野軍曹率いる古屯特設調査隊という謎の組織に配属された。  任務は、管内で暗躍する朝鮮人スパイを捕捉すること、そして軍に徴用された先住民とともにトナカイで国

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    • ノモンハン喪失

      内容紹介反戦をテーマにする著者が、かつて陸軍砲兵として召集され戦後は定年まで気象庁につとめた亡父の未刊作に手を入れ再編集したノンフィクション集。 砲兵、測量技術者としての主観からノモンハン事件を分析した表題作ほか、戦時に西沙群島で消息をたったままになっている実在の気象技術者を描いた「南海譚」、日本国のシステムに組みこまれた朝鮮人兵士、労働者に思いを寄せた「無為の日」、「日本人田川禎助の最期」の4編を収録。 400字詰め原稿用紙換算枚数:222枚 ペーパーバック版 Ki

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      • マングローブの龍

        内容紹介テーマはかつてギネス・ワールド・レコーズに史上最悪の獣害と記載された1945年の日本軍ラムリー島鰐事件。現存資料を精査し、書きおろしたリアリティー・ウォー・アクション・ノーベル。著者自身により英訳され2006年に国際出版された作品のオリジナル・オーサーズ・カット。 2006年度第7回小学館文庫小説賞最終選考優秀作。 2019年度第4回文芸社出版賞銀賞受賞。 400字詰め原稿用紙換算枚数:280枚  昭和20年1月、連合軍の全面的反攻にさらされ敗色濃厚となったビルマ

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