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【最速・最強の自己肯定感を高める方法】日本を好きになると自分のことが好きになる④

日本ってどんな国?

愛と信頼によって作られ、天皇を中心に国民全員が家族のように寄り添う国。それが日本のお国柄なのです。

そのような国のことを「しらす国」と、言います。

しらす国とは…?

「しらす」とは、「知る」という動詞の最上尊敬語。ニュアンスは、「お知りになる」という感じでしょうか…

では、「誰」が「何」をお知りになるのか…

最上尊敬語なので、主語はかなり偉いお方だと想像つくと思います。そう、その通り!天皇が主語です。

天皇が「何か」をお知りになるのか?

それは、「民の心」。
国民の喜びや悲しみ、願いや祈り。幸せに暮らす母や子。兄弟や町の人たち。国民ひとりひとりの心を、天皇が「知ろう」とすること。

そして、神の心、天照大神をはじめ天の神々、地の神々の心。
ただひたすらに、地上の民の幸せのみを祈る天と地の神々の心を、
天皇が「知ろう」とすること。

神々の心と民の心を知るために天照大神から与えられたもの

天皇は、神々の心と民の心を「知る」ために「鏡」を使います。
鏡に、神々の心を写し取り、自らも同化する。民の心も写し取り同化する。

そのために鏡をきれいにしておかなければなりません。「きれいにしておく」とは、ピカピカに磨き上げることではありません。一点の曇りもないピカピカの心で鏡を見ないと、神の心も民の心も見えないのです。

曇りのある心とは、「我」。自分のことしか考えない我がままな心のことです。だから、「我」という曇りを取り払ってピカピカの心で鏡をみる。

「カガミ」から「ガ」を取ると「カミ」。つまり、「神」。
この鏡とは、八咫鏡。天照大神が孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に与えた三種の神器のうちの一つです。

天・天皇・民をつなぐための道具、八咫鏡(やたのかがみ)

天照大神は、瓊瓊杵尊に八咫鏡を渡すとき、こう言いました。

「この鏡を私だと思いなさい。」
「鏡に私の心や民の姿が見えないときは、我を取り去りなさい。
と…

ここからは、僕自身の解釈ですが、天照大神はただひたすらに、地上の民の幸せを祈っておられたのだと思います。

そして、その心の通りに瓊瓊杵尊に国を治めて欲しかったのだと思うのです。

人も、鳥も、獣も、野も、山も、幸せで美しくあって欲しい。地上の国が楽園であって欲しい。その心をいつまでも伝えるために、八咫鏡は瓊瓊杵尊に託された。そして、それは第126代天皇であられる今上天皇陛下にまで伝わっています。

天皇が、天の神々の祈りを忘れることなく、地上の民の幸せを一番に考えて国を治める。それが、日本のお国柄。「しらす国」。

このお国柄が、日本を日本たらしめる「日本の根幹」だということをお伝えさせていただきました。

次回は、本当にその通りに国を治めてこられた歴代天皇のエピソードを幾つか紹介させていただきます。

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