【日銀金融政策】長短金利推移を分析

現在、日本ではイールドカーブコントロールにより長短金利を低く抑えていますが、その主体である日銀の姿勢に少しずつですが、変化が見られてきています。

報道などでも日銀がイールドカーブを変更するのではという思惑がニュースとなっています。

この記事では、巷で言われている内容ではなく実際に日銀が行った会合でどのような結論が出されているか、日銀の発行資料を基に分析をしたいと思います。

【日銀金融政策】会合結果

この記事の引用文は下記の日本銀行のサイトより引用しています。

リンク先の「金融政策決定会合 開催日および結果」という項目で金融政策会合の結果がまとめられています。

直近の会合では、資料内の「1. - (1) - ② 長短金利操作の運用」の箇所が前回から変化しており、ここを元に金利が変化するのではないかと報道されています。

1. - (1) - ② 長短金利操作の運用

長期金利の変動幅は「±0.5%程度」を目途とし、長短金利操作について、 より柔軟に運用する。10 年物国債金利について 1.0%の利回りでの指値オペ を、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業日、実施する。上記の 金融市場調節方針と整合的なイールドカーブの形成を促すため、大規模な国 債買入れを継続するとともに、各年限において、機動的に、買入れ額の増額 や指値オペ、共通担保資金供給オペなどを実施する。

金融政策決定会合開催日および結果(9/22)

長期金利の上限は 1.0%を目途とし、上記の金融市場調節方針と整合的な
イールドカーブの形成を促すため、大規模な国債買入れを継続するとともに、各年限において、機動的に、買入れ額の増額や指値オペ1、共通担保資金供給オペなどを実施する。

金融政策決定会合開催日および結果(10/31)

9/22までの会合では長期金利の変動幅は「±0.5%程度」としていたのに対し、10/31の会合では長期金利の上限は 1.0%を目途と金利の数値が変わってきています。

これまで長期金利の目標値は0%であったため、変動幅±0.5%は-0.5%~0.5%の金利となります。
つまり、上限0.5%であった長期金利が上限1.0%へと変更されたのです。

今後の見通し

おひねりください。

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