伊藤甲

気長に

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火曜日に金曜日の予定を立ててくれる人は

電球が切れた。自分で作ってみたけど失敗だったプリンを食べた。 昨日食べたアイスのゴミと、木製の使い捨てスプーンが置きっぱなし。 2時間英語の勉強をした。その問題の目標解答時間の2倍をかけて、半分ちょっと正解した。自分の覚えの悪さを可愛いと愛した。 今日は文章を万年筆で書いている。 卵が一つ残ってたから、もう一度プリンを作る。 エアコンは24度で風速を強にしたまま1時間経つ。8畳1K。 昨日の服と今日の服が裏返しで脱いだまま。 音質のいいスピーカーで今日はharuka naka

    • 真空に耐えること

      とにかく筆を走らせてみる。私は書くことを解決のための手段にしか使ってこなかった。悩みを書き出す。不安を吐き出す。改善するために。納得するために。 記憶は簡単になくなる。脆い。今を書き留めておいても、言葉に翻訳した感覚は匂いは、なくなってしまう。だからできるだけ考えずに、純粋に。 ひとりで本を読む。「こういうときはこの人の本。」ってなんとなく決まっていることが嬉しい。支えがある気がする。それだけたくさん本を読んできた自負のようなものと、ひとりの時間をそれだけ過ごしてきたという

      • 自分の中の昼の彼と夜の彼女

        夏休み最終日。明日から仕事だ。昨日は上野にあるROUTE BOOKというカフェに行き、本を読んだ。そこで“書く”という行為に対しての誠実さが書かれた本があった。 絵を描くことと似ていると思った。あの時私ができなかった“描き方”がそこには言語化してあった。その本によれば、“考える”とは“検閲”のことだと言っている。 すごく腑に落ちた。考えずに書く、描く。その本には、考える (検閲する) のが“昼の自分”で、検閲する前の状態の“夜の自分”がいる、とも書いてあった。 絵は、夜の自分

      火曜日に金曜日の予定を立ててくれる人は