【専業主婦のリノベ記録】夫が欲しいと言うので愛情込めてスマートロックを手作りした【差額:2万円→1500円】
夫が欲しいって言ったけど、お金はかけたくないのでスマートロック手作りしました。
■経緯
夫にスマートロックが欲しいと言われましたが、購入すると2万円近くかかることと古い家のため各社のロックがうちの玄関扉に対応していないことから自作に挑戦しています。
結果、スマートロックは2万円近くしますが、自作することによって1500円で実装でき、18500円ほどのコスト削減に成功しました。(※既製品と比べ失われた機能はたくさんあります)
実用には耐えないかと思っていたのですが、おそらくハード面が弱々すぎるだけでここを整えればある程度使える気がします。
家用に作り替える必要があるのと外観がヤバダサなのでそこは今後改善する予定です。
■今回できたもの
■材料
材料費は1500円程度です。以下のものを揃えました。
❶マイコン
❷サーボモータ
❸NFCタグ
❹筐体(割り箸・ガムテープ)
❺お手持ちのNFC対応iPhone
❻その他(電池や配線など)
❶マイコン
ESP32(DOIT ESP32 DevkitV1)798円
Wi-FiやBluetoothが使えるマイコン。
これが700円台とか本当にすごいと思う。可能性の塊。
❷サーボモータ
SG92R 550円
※私が使用したのはこれではないのですがおそらくこれが最も適していると思います※
動画内の前半出てくるのはSG90Rというもので、電子工作を始める当初購入したキットに入っていたものです。これはパワーが弱すぎるため実験用です。
ちなみに(私が間違えて買って使用した)めちゃくちゃ強いモータ 1788円
どう考えても20kgとかパワー必要ないのにAmazonがベストセラーって言うから買ってしまいました。
❸NFCタグ
Amazonで1000円以下
iPhoneのオートメーションを起動させるためのトリガーとして使用します。
ただ今回はできるだけお安く仕上げたかったので、Suica機能付きイオンカード(0円)で代用しました。
他にもICOCAカード等々交通系カードで代用できると思います。
❹筐体
わりばし・ガムテープ
そこらへんにあったやつ使った。
❺お手持ちのNFC対応iPhone
iPhone7か8以降くらいから対応していたと思います。(追加:iPhoneXS以降らしいです)
私のiPhone Xは対応していなかったので夫のiPhone XRを借りました。
❺その他
コード類は電子工作を始める際に購入したこちらのセットから使用しています。あとmicroUSBの配線も必要です。
また音声認識の際にGoogle Homeを使用していますが、こちらはGoogle Homeアプリ(0円)で代用可能です。
給電はモバイルバッテリーで行っていますが(まだ長期で動かしていないのでわからないですが)多分放置していると給電をやめてしまうと思うので、実用するなら電池の方がいいと思います。電池ソケット?とかは100円ほどです。
これで材料費は大体1500円くらいになりました。
■こんなものを作りたい
玄関の所定の位置にスマホをかざすか、もしくはスマホ本体の操作で鍵が開き、数秒すると自動で閉まるスマートロック。
(開閉の検知が面倒そうなので解錠数秒後自動で締まる仕様にしました。今後調整します。気が向けば)
→具体的にはこんな手順で進めました
❶プログラミングソフトArduinoIDEの設定
❷LEDやモータの動作確認
❸blynk(アプリ)を用いた遠隔操作の設定
❹IFTTTを用いて、blynkを外部サービスからの操作する設定
❺iPhoneをNFCタグにかざすとオートメーションが起動し、作動する設定
❻玄関に鍵をうまいことくっつける
❶ESP32にプログラミングするためにArduinoIDEの設定を行う
プログラミングソフトはArduinoIDEを利用しています。
そのままではESP32に書き込むことができないのでArduinoIDEを設定をまず行ないました。
たくさんの先人達がこの工程を残してくれています。
>>参考サイト
(これ+ESP32を接続してからポートの選択をした気もする)
この通りにすればいいようなのですが、つまづいた点が2点ありました。
1.環境設定に『追加ボードマネージャのURL』欄がなかった。
→原因:ArduinoIDEのバージョンが古かった。
新しいものを入れたら解決しました。
2.ESP32を選んだのに認識しなかった。
→原因:ESP32にも種類があった。
今回私が購入したESP32はESP32 DevKit V1というものだったためそちらを選んだら解決しました。
❷ESP32からLEDを光らせたりやモータの動作を確認する
>>LEDはこちらを参考
モータはスケッチ例から作動させたと思います。
❸blynk(無料のスマホアプリ)を用いた遠隔操作の設定を行う
>>参考サイト
デバイスが違うため変更点はあるが基本的にこちらのコードをアレンジしつつ実装できました。
❸IFTTTを用いて、blynk以外の外部サービスから操作が行えるように設定を行う
まずblynkとの連携ができているか確認したかったので一旦設定の安易なGoogleHomeに「開けて」というと作動するかの確認を行ないました。
>>参考サイト
ただLEDの明るさ調整等は行わないので少々違う点があります。
>>参考動画
打ち込む内容としてはこちらの方が近いと思います。
記事で見るよりYouTubeなどの動画見た方がわかりやすいですね。(ポジトーク)
ちなみに家の外からデケェ声でGoogleに「開けてェ!!!!」って言ったら家の鍵開いちゃうんで気をつけてください。
「海!!!」って言ったら「山!!!」って応えて鍵を開けてくれるなど、うまいことセキュリティの調整を行ってください。
❹iPhoneをNFCタグ(Suica機能のついたイオンカードで代用)にかざすとiPhoneのオートメーションが起動し、モータが作動する設定
>>こちらのサイトを参考
❺玄関の鍵にくっつける
そしてこうなりました。
ともかくz軸方向に長いです。
ドアへの固定はガムテープをスクリュー形に貼り付けると内側のノブも回せます。今後一生使わない知見が得られました。
■動画で見る
■最後に
というわけで完成?しました。
電子工作に関して専門知識があるわけではないため、ネットの情報の切り貼りで作成しています。
内容に誤りや勘違いが多々あると思うのでお気づきの方がいらっしゃればコメント等にて指摘いきただけるとありがたいです。
ブツを作ってちょっと日にちが経ってから思い出しつつこの記事を書いているので抜けも多いと思います。すみません。
あと、工程の解説が手抜きな気もしますが全部の工程を書くとなると長すぎて私の元気がなくなっちゃうので参考サイトをご覧ください。
気が向いたら追記するかもです。
これで玄関周りのリフォームもお安く済みそうですね。
引き続き低予算自力リフォームかんばります〜。
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