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京極ちゃん見て来た

二回目の石川県立美術館!!!

前回はこちらの大加州刀展&白山比咩神社で行きました。↓

今回はこの皇居三の丸尚蔵館収蔵品展とのコラボ目当てで京極ちゃんのために行ってきました。↓

今回は前回に引き続き、加州もちと、やっさだも来た!!!
HighPlusMoさん(https://highplusmo.booth.pm/)のもちもちて&なかよしこまど、今回も重宝いたしております₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

雨天決行

雨やばい日でしたので、移動はもう基本タクシーでしたね今回は・・・。
金沢はICOCA使えないという点において、コミュ障われら家族はバスへの難易度が高いのであった(∵)

しおり

大体最近はどっか旅行いく時はしおり作ってますb

今回は石川県立美術館の入場券をネットで買ったので、そのQRコードを印刷しといた!(万が一スマホが開けなくなったら嫌なので)

今どきそんなアナログな・・・とか言われたが、そういう時に限ってバッテリー無くなったりするんやからな!!!リスクアセスメントや。

京極ちゃんパネル

うぉ!居た!エスカレーターの先に居た!!

その日、絵描きは思い出した。
新刀剣男士の図録はタイミングによっては普通に2~3年先とかになる現実を。
今まで源氏兄弟とかのディテールがわからなさ過ぎて当時コラボイベントで出された大覚寺のパネルをめっちゃ接写して持って帰った画像で絵を描いていたことを。

おおおおおお望月さんの筆遣い!!
まつ毛の描き方が令和流行の最先端の描き方!!!!!!

手が!!!手がちゃんと男の子の手だわ!!!!!
詳しくはFGOのバーヴァンシーとか見て欲しいんですけど、指のかたさとかが違います。男の娘の道も通ったオタクはこういうところに興奮します。

このニーハイレース、絶対に今後の貴重資料だ・・・と確信した。
無理だもんなこの解像度。

靴もリボンっぽいですね。かわいいね。
そのヒールで僕を踏んでください。

京極正宗(刀)について

あんまり調べられないまま見に来たんですけど、前知識があっても無くても、京極正宗という刀からは独特のオーラを感じましたね。

あまりにも鳥肌が立ったので休憩スペースで忘れないうちにメモをしたためたのでした↓

直感的感想
・遠目からもうわかる高貴なオーラが漂っており、近づくほどに鳥肌が立つ。
・ライトの影響か、肌が見え始めた時グラデーションに見えた。
・短刀にしても細すぎない?でもよく切れそう。
・たおやかなカーブに「男の娘の姿で顕現するのわかる…」と納得する。

https://twitter.com/YyarashiinaY/status/1715322475851239671

細っ!というのは横に居た白山くんと見比べても、己の家にいる短刀と比べても、身幅が細めなことがわかる。

ちなみに今回の刀剣鑑賞は、ウチに短刀が来てから初めての鑑賞、であった。まだまだ刀剣の見方は勉強中だが、ひとつ「ウチの子と比較して」という視点が増えた状態での鑑賞は、また違った見え方になると思った。

お土産もしっかり買った。
この刀の曲線美と、望月さんの美麗な絵がなんとお得な一枚のクリアファイルに収まっているのですからな・・・・・・・・贅沢だ・・・・・なんて贅沢なクリアファイルなんだ・・・・・・。

フウ・・・・それで帰って来て描いたのがこの京極ちゃんの絵ってワケです↓

深窓の薔薇の香りに誘われて、オタクはまた花をひらひらさせてしまう。
(ひらみ大好きオタク)

他の気になったこと

美術館の展示品のお目当ては京極ちゃんでしたが、他の展示で気になったことありましたんで、2点ほどメモ。

小栗判官絵巻 岩佐又兵衛

https://twitter.com/YyarashiinaY/status/1715252921825476826

前半、人外嫁とのラブストーリーじゃん!と思って、人外性癖のオタクは興奮したのだった・・・。こういう話は好き系なので後で調べようと思ってメモした。

しかも熊野の逸話なんですか。フゥン・・・故郷に近いです、し、源氏の血を引く・・・だとか、鞍馬寺・・・だとか、そもそも蛇女なんや・・・とか、色々と源氏兄弟オタク的に食いつきたくなるネタの宝庫でした。

もうひとつメモ。

円山応挙 群獣図屏風

https://twitter.com/YyarashiinaY/status/1715252566253326700

かの有名な、ゆるふわわんちゃん絵師(と言っていいのか)、円山応挙の屏風絵があったんですけども、わしはその屏風絵に描かれたとあるイッヌの絵に「?!?!?!?!」となったのであった。

「首輪あるやん」

それも普通に現代の飼い犬がつけているのとほぼ同じような首輪をつけたイッヌでした。

描かれた時代「江戸時代 18世紀」とある。
そうなん?!18世紀にはもうイッヌに付ける首輪の形状は最適化されていて、その形状が令和の現代も使われ続けているということなの!?

全然知らなかったでござるよ~

ネット見て見たら「ポンペイの遺跡でみつかった赤い首輪の「犬の床絵」なども有名」とあった。そうか、犬に首輪付ける文化自体はもうメチャクチャわしの想像をはるか超える古い歴史があったんや。

知らんかったね、雨さん、雲さん・・・。
犬の歴史についても掘り下げたら色々深いんやろうね。

工芸館へ向かう!

雨の工芸館!!
石川県立美術館とは建物が若干離れているので(徒歩2分くらい)傘が無い人は注意だったわ。わしはあったけど、夫は傘が無く・・・(∵)

国立工芸館はもともと東京にあった東京国立近代美術館工芸館が、2020年に金沢へ移転して来た、というわけで、内装等もメチャクチャ綺麗というか、新しい。

デジタルアーカイブ、みたいな、収蔵品の一部をデジタルデータとして閲覧できるタッチパネルがあったり、展示コーナーの一部が、職人さんの工房の再現コーナーになっていたり、最近話題の「体験」を重視した展示に力入れてる感じしたなあ。

そのことは工芸館アンケートにもびっちり書いて投稿してきたぞい(^_-)-☆

ちなみに工芸館の隣が、前回大加州刀展で行った、赤レンガミュージアムですね。こっちもまたコラボしてほしいやね。

あとこの工芸館、もとは旧陸軍施設「旧陸軍第九師団司令部庁舎」だったようですね。

何気なく壁を見たら館の地図があって、現在地が「旧司令室」とか書いてあったので「!?!?!?!?」ってなったのでした。

オタクはここが軍事施設跡であるということの方に興味が持っていかれてしまったのだった。

なぜ石川に皇居収蔵品なのか

今回の美術館&工芸館の全体的な総括。

そもそもなぜ皇居の宝が石川県に!?というところ、当たり前のようでいて、当たり前ではなかった。加賀百万石の前田家が治めていたことと、皇居ってそんな関係ある!?っていうところ。そこには「物語」があった。

前田家が金持ってたことと、武器を作ってメンテしなあかんかったことで、職人を金沢に呼びつけた。

やから、最初はやっぱり「武器」のため、やった。

職人は武器のために来たけど、市井にはその技術で工芸品などを作って生業とした。

「武器」から「工芸品」が発展した。

更にその職人たちは工芸の技術を自分達のものだけにするんやなくて、他の人に教えたり、他の知見とかを取り入れることに積極的やった。

これが結構ブレイクスルーやったと思う。職人技学問にした。

美術館側だったか工芸館側だったか忘れたが、展示の説明にあった。
納富 介次郎という画家が、金沢工業学校(現:石川県立工業高等学校)をつくって、東京の方からも画家や職人を教鞭に立たせて、その技術を教えたという。画家だけやなくて、色んな分野の職人を学校で交流させたので、様々なコラボレーションが起きたんやろう。

そういうのええな思う。

何か、自分も理系なんで、わかる。
自分野の研究領域ばかり追って、専門性が高まっていくと、視野が鋭利になる代わりに狭くなるんです。

だからほどよく、自分の専門外の知見にも触れる環境が必要。
直接関係ないことでも、何かのコラボで、いいとこ取りしていけば、新しいものが生まれていく。

そういう場所なんやろう、金沢は。

だから皇居のお宝ものも、洗練され、かつ、今まで見たことのないような、新しいものやら、ディテールの細かな、技術の高いものを献上できるし、古いお宝の修復技術も高い。ということ。

皇居お墨付きってワケかあ・・・。

それで、ちょうど帰ってから何気なく見かけたこのポスト。
まさに先日の金沢ァ!と思ったので紹介↓

大事なことはいつも刀剣乱舞が教えてくれる・・・!

21世紀美術館

前回も21世紀美術館がオモロ―だったので、今回も行ってみた。

今回は以下の2つの展示期間であった。

・D X P (デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ
・コレクション展1 それは知っている:形が精神になるとき

冒頭から昨今の課金をやらた促してくるSNSに対する皮肉すぎる自販機を見つけ、ィ一口ソ・・・となった。

Souvenir/松田将英

SNSがもはや現代社会、って感じなので、そういうのをテーマにした展示も多かったような。

AIアートを使った中毒性の高い作品もあった。

わしは好きだが、絵描き的には、結構物議かもしてますねAIアート。
今後どうなってくんやろなあ。

これはクソデカ笑い泣き絵文字ちゃんバルーン。

THE LAUGHING MAN CLUB/松田将英

あとこれは、マイクに向かって言葉を発するとそれをAIが読み取ってデジタルアートを描いてくれるという展示があった。これもまた「参加型」という感じだ・・・。マジで流行ってんな、参加型。

わしはせっかくなので「刀」って言おうかなあ、と思っていた所、夫が先に何か言っていたようです。

んで、「何作らしたんや?」聞いたら「刀作ってって言った」とな。

考えること同じかいな('ω')
さすが、刀剣乱舞攻略オタクやのう。

金沢駅

着いた時は雨すぎて、夜に雨がやんでから撮った。いつもの鼓門。

「ようこそ金沢へ!」を金沢到着から十数時間後に見た。雨すぎたのだ、朝は・・・。

ひゃくまん様ァ!
これちょっと隠れひゃくまん様だった。

翌日、日本海を見る為にローカル線に乗ろうと金沢駅地下へ・・・。

すると昨日見た鼓門のミニチュアがあった。

きのうみたやつ!!!

日本海(内灘)

超さむい日本海です。空はキレイだったが、わしは寒すぎてトイレの看板の影で風をしのいでたゾイ!!!

最後に・・・
赤レンガミュージアムも、工芸館もそうでしたが、やはり、軍事施設跡的なものがちらほらあるんだなあ。

これは米軍の試射場跡。

当時相当な反対運動があって、漁場を取り戻した、という。ウチナダ。

今回の旅行は(雨だったのもあるが)クソサミだったので、日本海に行くときはもうちょっとぬくい日の方が良い(^_-)-☆

タクシーのおいちゃんが「雷もおちますからねー」って言ってたぞ!!!気を付けてね!!!