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ド級の山鳥毛ツアー🚙=3

なんかいつも「長すぎる」「読むの大変」て家族に言われるのですが、今回はド級の長さになってると思います。(色々あった)

もう基本目次で分けときますので、ショートカットしたい方は目次でジャンプしてください(^_-)-☆

なんかホントに色々あったし、色々言いたいことあるんですよォ!!!


車で行く

前回の反省

「今度来るときは、車やな・・・」

実はこの綺伝を福岡に見に行った2022年4月、帰りに岡山寄ったんすよ。新幹線途中下車の旅、です。なんか、突然、いけるやん?と思ってしまって、ずっと行きたかった備前長船刀剣博物館に寄り道したんですけど・・・寄り道するレベルで気軽に行くとこじゃねえ!って思いましたねこの時。

前日に突然思いついた無知なワイは「物理的距離が近いが無人駅な香登駅」ではなく「タクシーも来てくれるしとりあえず周りに店も人も居る長船駅」から行くのが正解ていう先人達のノウハウも何も調べずに行ったんすよ。

2022年当時、車道の横を歩きながら
のどかな田畑と山

良い子は長船駅を利用するのじゃぞ! > (⊙)☝️

福岡からの帰りで、香登かど駅から博物館まで、歩いたんよ。
マジで心折れるかとオモタよ。車道すれっすれのマジで「ザ☆車社会」の路肩を何か多分30分以上は歩いたな・・・(迷ったのもあるが)

これにはこの博物館がほかの博物館と成り立ちが違うことが要因だと推察します。この話は長なるので端折る。

それで一言目に戻るんですが「今度来るときは、車やな・・・」てなりましてな、今回は車で来ただよ~。

車運転歴10年くらいなんですが、普段は基本通勤使用、街乗り用途、で、車で観光とかしたことなかったんですよ。初めての長距離だったので記念に色々と記録しておくこととします。

車計画🚙

長距離の目安は1日300㎞くらいということです。

今回の旅はこの散歩の記録の通り、片道141㎞。

1日で行って帰る、ということで282㎞/日・・・まあまあの距離。実際はこの散歩のような直線距離ではないので走行距離300㎞/日くらい行っていたでしょう。

初長距離にあたり準備したもの↓

  1. 健康な体

  2. 車の状態確認

  3. サービスエリアリスト

  4. 現金(紙幣・小銭)

  5. 代替手段

1.健康な体
もう大前提ですわ。体調悪かったらそもそも運転したらあかんどころか、出かけてはいかんです。毎日ヨーグルト食って大腸から整えていきました。この週だけは残業せんとこうという意識とか、諸々調整。

2.車の状態確認
新車なのでまあ大丈夫だろうと思いつつ、車屋さんでのメンテ、オイル交換はしてもらってきましたね、先月。

状態確認つってもそんなに自分でできる状態確認などはほとんど無いので~~~すが、我がオートモービルは「ターボ無し、2WD、軽」という、おおよそ長距離運転しない人向けの車ですので、まずこの車で先人達は行けてるのか?というネットの記事ちょいと読みました。超無謀とか書かれてたらやめとこ、ってなってたとこでしたが、意外とターボ無しニキがいらしたので・・・・なんか・・・・行けそ!₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾となりました。(楽観主義)

もう一つ今回の決め手としては、安全性能高めの車ということでした。つまりアシスト機能、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能などなど搭載の車ということ。買い替え前まで乗っていた中古の12年ものの軽のままだと流石に無謀となっていたであろう・・・ありがとう、人類の叡智。

3.サービスエリアリスト
途中途中での休憩をどこでとるか~ということで、このNEXCOネクスコ西日本のルートエリア検索/サービスエリア検索を使い、どの辺で休憩するかポイントとなるサービスエリア(以降SA)をピックアップしときました。

なんかこんな感じで地図出力させたりもできます。

SA決めたら、そこまで行くのに何時間くらいかかるかGoogleMAPで時間調べて、大体1時間~1時間半くらいの間隔でSAに止まれるように予定を組んでいきました。給油も要るだろうと思って。

1時間~1時間半というのはわしの普段の運転からすると短い間隔での休憩、となります。実家帰る時や京都刀剣巡りなどは2時間ノンストップだったりします。なので、いつもよりは安全をみた休憩間隔です。

が、必要だったのはガソリンではなく、尿意優先というこの一点のみでしたわね~~~🚻

ガソリンについては、なんやかんやで前日の夜に給油成功。満タンにして行けたので、結局今回の旅では一度も給油せず、しかしトイレの為に予定より1か所多くSAに止まりましたね。

後述しますが、そのいくつかのSAのうち「三木SA」がドチャクソおもろかったです。何なんだここは・・・(∵)

4.現金(紙幣、小銭)
最近もうほとんど電子決済で済ますので、現金はほぼ持ち歩かないようなサラリーマンですが、今回は長船刀剣でお土産も買うし、神社も行くし、そもそも現金下ろしてましたが、もしかしたらSAでクレカ使えないかもしれん、という気配も感じたので、現金をいつもより多めに持っておいたのですな。

一応NEXCOのSA情報でATMあるかどうかも確認できましたが、まあこれから通るところは山の中。クレカ非対応で困るタイミングもあるだろう、と察しました。

結果としては自販機であったかコーヒー飲みまくったのと、SAの屋台でメシ買ったので現金は案の定大活躍で、わしの勘は冴えてたなヨシ!という結果です。

5.代替手段
天気が悪かったら、または風が強い場合、わしの車は確実に耐えられませんので、新幹線で行くことになります。ので、一応そのことを現地集合で一緒に博物館回るフォロワさんにも事前共有。出発週の天気情報は気を付けて見ておきます、ということに。

そして当日の、急な天候の変化または、事故あるいは何らかの理由でわしが運転できなくなった場合、という想定としては今までも何回か世話になったJAFにお助け求めるという手段ですか。電話番号は控えて財布にインしておきましたね。アプリもあるが。咄嗟に出ないであろう、わしのことだから。

こんな感じの車計画で臨みました。

三木SA🐶

なんかもうこのSAの話だけで一個のブログ記事になるんでねぇか?!という情報量でお送りします。

有言実行なんすけど、まずここは播磨はりまの国、播州ばんしゅう。刃物の国だったので、刀見る前にまずこの休憩地点で刃物みるところからこの旅は始まるのです。

それで、まず目について忘れられねえ思い出になっちまったのがこの「天使」の包丁「うさぎ」の包丁です。

大橋刀匠の絵画的刃紋で「ダックスフン刀」とか「やる男、お前そこにおるんか・・・!」とかを日々見させていただいているオタクとしては、こういうなんかめっちゃオモロ―な主張して来るけどきっとこれを作るのには想像以上に巧みな技術が要されるのであろう、というシロモノに心惹かれがちです。

多分こんな複雑な形状の刃だと、いわゆる刃切れというのか?バランスが崩れてすぐパキンとなってしまうのでは???と思う。

あと、SA入るとき入口に🐶の絵があり・・・なんとドッグランあるヨ!!!ワンチャンホイホイダヨ!!!!!

三木SA(下り)のドッグラン

下りにもあったんですが、帰りに上り側にもドッグランあるの見ました。豪華だ・・・きっとここで🐶ちゃんオフ会なども開催されるのであろうなぁとか思うオタク。

そして休憩のためにおもむろに売店に入ろうとしたその時、わしの目の前にイケメン武将が現れるのであった・・・!!情報量!!!

もはや情報量がすごすぎて読み切れませんでしたが、秀吉や半兵衛など戦国武将ゆかりの地があります、ということです。織田氏と別所氏の合戦、三木合戦のことが書かれておるということです。

怒涛の情報量を処理しきれないまま、わしはとりあえず「今は休憩することを優先するのだ」と己を律し、売店にておばちゃぬに5個くらい多めにおまけしてもらった唐揚げをサックサク食うのであった。ありがたう(*^。^*)

淡河PA🏪

淡河おうごPAセブンイレブンありがとう。ここは帰りに寄ったので上りの方ですが、いつものセブイレ、が中にある!安心感!!

いつも買う総菜を買って食う。遠い土地でも見慣れた風景がそこにあると人は安心するのだ、という、全国チェーンのありがたさみたいなものを感じる~~~!

備前長船刀剣博物館

前段長すぎィ!まあよくあることです。
今回は仕方ねえ、サービスエリアが強烈だったからの! > (⊙)☝️

さてここからはメインの刀剣博物館の話をします。

到着!👮

長旅を終えて到着した刀剣博物館ですが、駐車場わりと混んでる!
誘導員のおじさんに「予約してます?」と聞かれる。

ちいかわなワイはキョドりながら「ァ・・・イェ・・・予約は・・・」と答える。この時は駐車場の予約をしていないか?という質問だと思ってしまったのだ!

違ったのだ!刀剣博物館の観覧の方の予約のことだったのだ!それはしてる!「してます!ツレが予約してて、後で合流します!!」

これでOKだった。そうだね、駐車場単体の予約なんて無かったね。観覧予約はしてあったので、敷地の中の方(刀工さん見学エリアの方)に駐車さしてもらいました。

駐車場
看板

このおなじみの刀工のキャラクター看板が長船にはいたるところにいてます。双葉店飾社という地元企業で作られた看板のようです(^_-)-☆

マンホールにも居た・・・!

長船の道路にて

最近もう何かとおもちさんを連れ行くし、おもちさんは「ここぞ!」という時にサッと出し、サッと収納する必要があるからの、この刀剣乱舞宴奏会で入手した膝丸巾着にもちを大量に詰めて持ってきたわけです。

備前長船刀剣博物館駐車場にて

めちゃいい天気やろがぃ!!!

備前長船刀剣博物館入口

物産館👜

まずわしは今回どうしても入手せねばならぬものがあったので、まず物産館から行きます。何かというと、こちらです。

源氏オタクに生まれたからには、そして、刀が家にある状態となったからには、この、大根刀枕を最初の刀枕としてどうしてもお迎えしたく・・・!!

もうね、これは夢ですよ。夢。憧れっすよ。憧れのあの刀枕、っすよ。

我が家の刀(普段はラップに巻いて保管しています)

今は兄者の大根の前にラップに巻かれて寝られておられるわけですよ、我が刀は。枕ないからぁ;;;すまぬ;;;

もはやこの夢を叶えるためにここへ来たといっても過言ではない。

そして無事に購入したのであった。オタク、夢を叶える。(壮大な音楽)

大根刀枕に寝かせるのは次のお手入れ時にします('Д')
その時はまたその時でまたクソデカき感情が込み上がって来るであろうからまた次回にします。うおお・・・

あと、物産館の中で山鳥毛の模造刀が売ってまして、スタッフにお声がけしてもらえれば持てます、的なことが書かれていたので、折角なので持たせていただきました(^_-)-☆体験はできるだけやろうの精神。

物産館もボリューミーだったが、奥の刀剣乱舞コラボショップも大ボリュームだったわ!!!

とりあえず山鳥毛パネルで山鳥毛のオジキは「足がくっそ長え」ということを改めて確認したのだった。

刀剣乱舞コラボショップコーナー入口のフォトスポット

マンホールになったり警察とコラボポスター作ったり、一体どうなってんだ・・・。すげえっす。企画ぢからが。

山鳥毛鑑賞🐦

ここへ来るまでに5000文字。
メインここからやぞ・・・!

まずわしが例の刀鍛冶見学レポの際に、刀匠から「山鳥毛の焼き方ってのは、裸焼きって言うねん」と聞いた時にぽわわ~と思い浮かべたこの絵面を置いておきましょう。

刀鍛冶見学レポ漫画①より 裸の山鳥毛のイメージ

裸焼き(ズブ焼き)とも言われる焼き方だそうで。他の一般的な工程としてある、刃文を美しく作るための「土置き」という工程をあえてやらずに、要は偶然に任せるような形で刃文を焼き入れるという・・・。

山鳥毛はもう何といってもその刃文が特徴、誰が見ても「こいつぁ何だか他と違う!」ってわかると思いますが、それが、わりと偶然に任せた作り方だった、っていうとこに何だかねぇ・・・オタクはここにとても漢気といいますか、作り手の度胸を感じます。

だって焼き入れてね、800℃くらい→急冷!っていう工程ですよ。一発勝負!そこに至るまでの何度も何度も折り返し鍛錬のことと、すぐになくなってしまう燃料の松炭のこととか・・・・色々考えたら漢気すげえなって。

わし自身刀を買わせてもらった理由のひとつは、この刃文がド派手でかっけえ!と思ったからでもありますので、いよいよこの時の思い出とダイレクト接続する山鳥毛モノホンを拝めるということでワクワクが止まらぬのじゃよ・・・。

刀鍛冶見学レポ漫画①より 頑張って模写した刃文
刀鍛冶見学レポ漫画①より 刀買う決意直前のわし(代理:膝丸)

そんな己の経験やら知識やらも胸に抱き、順番待ちの列に並ぶ。

山鳥毛さんはあまりにも人気過ぎて「一人2分ね」という大人気アイドルの握手会の形成列でしたよ。

己の順番が来るまでその限られた2分間の使い方を絶対に後悔しない2分間にしねえと・・・と何度も脳内シミュレーションしながら待つこと約15分くらいでしょうか。

居たわ。そこに、居たわ。ドンが。

国宝「太刀無銘一文字(山鳥毛)」
山鳥毛 刃こぼれ

太刀だけど刃を上にして置いてくださっているお陰で刃文がギラギラと目に飛び込んでくるってわけです。

山鳥毛 さんちょうもちのグラサンも光ってる

刃紋の派手さに惹かれて、自分も刀を衝動買いしてしまったところがあるので、山鳥毛を見た時もやはりまず刃紋を見る。 見る時の自分だいぶポプテピピックの動きをした。 なぜなら「1人2分」と決められていたからだ。 俺が動くしかねえだろ・・・!激しく・・・!

Twitter(X)でつぶやいた初見感想

まあそう。わしなりの「後悔しない2分間」がこれじゃよ・・・!(⊙)☝️
あと普通に単眼鏡忘れた!何でこんな時に!!!

姿も見る。 思っていたより反りきつい。 そうか、自分の中で北野の兄者の反りがダントツだったが、山鳥毛の反りもだいぶいかつい。よきです。 刃こぼれも見る。 これもまた、実物からしか得られない、よさ。 写真じゃわからない、生々しさ。

Twitter(X)でつぶやいた初見感想
山鳥毛 もちにピントが合ってしまっている反りの写真

ホォ~~~~~~~~やっぱ本物見ないとわからない、反り。絵や写真で何度も見ていたはずなのに、刃文もさながら、反りのかっこよさも改めて感じる鑑賞でした。ありがとうございました。

いつもひとりだけ視線をくれる長義

デジタル山鳥毛

ド級のICT!デジタル山鳥毛も体験してきたぜ!!!

2分では無理、そんなあなたにデジタル山鳥毛、という・・・
アフターサービスもばっちりなんですよここは。

アンケート書いた📃

鑑賞後はしっかりアンケート書かせていただきました・・・。

これも後で書くけど、きっとオタクが現地に来る意味と重要性はこのアンケートにもあるんじゃねえかって思うから・・・。

あと自分のこの無駄に泉のように湧き出るオタクの長文感想文章ぢからをここで発揮しないでいつ発揮する!?!?!?

あまり詳しくここで書かないですが、わしが一番重要だと思って書いたことは、この備前長船刀剣博物館らしさをもっと活かしてどんどん企画やってってくださいということです。

これは、展示のところにある、刀の重さを実際に持って体験してみようというものです。↓

備前長船刀剣博物館 重さ体験コーナー

わし的には、こういう体験型の企画とかは、この備前長船刀剣博物館がどこよりも相性が良いのではと思います。

それは前述もしましたが、この備前長船刀剣博物館の成り立ちにも通じることで、この博物館の一番の特徴として、他の街中に整備された博物館や美術館と違って「まず刀工が居て」から始まった博物館である、ということです。

職人さんがこんなに近くに居て、作っているところもお見せしてくれる。
ホントの鍛冶場があって「刀工になってみよう!」的な、立ち入れるエリアもある訳です。

じゃあそういう「職人が近い」というこの博物館の強みを活かして色々やってって欲しい!!!というようなことを書いた気がします。

(かといってなかなか素人目ではわからない安全面の配慮など、ハードルはあるでしょうから、もしできればのご検討で・・・)

松炭🌲

前回来たときはどこが見どころかわからなかったですが、大橋刀匠の鍛冶場を見せてもらって色々聞いた結果、どこがどう違うのかという視点で見れたので前回来た時よりも100倍面白かったです₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

あと松炭については確かにわしが描いたレポ漫画初稿の断面は何か違いすぎたなっていうのを改めてここでも確認した!!!

松炭
初稿の松炭
刀鍛冶見学レポ漫画①より(刀匠校閲済み松炭)

靭負神社

山鳥毛すごかったすね・・・。
余韻に浸りながら、次の目的地、ご近所の、靭負ゆきえ神社さんへ伺いました。

ド級のリトライ🔥

たまたま12/2にしましょうか、となって、たまたま車で行くことにしたせいで「長船周辺だけですねーまわれそうなの」となり、たまたま近くの神社で何やら催しがあるそうだよ、となったので行ったんですけど、めちゃくちゃ良き思い出が出来たのでしたためます。

とりあえずまずこの「ド級の○○、ド○○だ!」を使いたかっただけのインターネットミームオタクのつぶやきがまさかこんなバズると思わなかったんよ、という話をさせてください。

でも今回の旅の成果としてこのことは特に残しておかなあかん大事なことやろと思ってはいたので、皆さん拡散ありがとうございました(__)

ド級のリトライ、ドリトライなんすよ!!!

これが言いたかった!!!

どういうことかというと、次のリプツリーにもつなげたんですが、この神前奉納という儀式自体が、ずっと行われていなかったらしく、前回が90年以上前だったということなのです。

今調べたら「大正14年以来、実に97年ぶり」ですってよ奥さん!!!もはや1世紀じゃねえか!!!!!

それってド級の再開、つまりドリトライでは???と思いました。

97年って、人の寿命の限界レベルですから、ド級と言っていいでしょう。

わしは、刀剣乱舞ONLINEにおける一文字則宗の「僕は少し泣く」がとても好き。一文字則宗が、刀剣男士が縛られている「愛」について語ったあの慶応甲府のイベントがめちゃくちゃ好き。

あれがあったから、このnoteというブログを始めようと思ったまである。

(長年こじらせた源氏兄弟クソデカ感情を、noteにまとめたいと思ったのは、一文字則宗という公式キャラから「愛に縛られている」というアンサーをもらったから)

そういう、今のわしの価値観を構成する重要な刀が、一文字則宗で、その一文字派の中の山鳥毛の刃文をきっかけに、自分も刀を買うことになって、そして、ちゃんと本物見たいっすわってなって、本当にたまたまこの12/2に来ただけ、なんですが

今俺を見たな?これでお前とも縁が出来た。

じゃん!?!?!??!?
ドンモモ!?!??!岡山だけに!?!?!?!?

ここでDon‘t Boo!ドンブラザーズが流れます。

もはや岡山というこの地であることの伏線を回収した気持ちだよ。

宮司さんに話を聞いた中でも何度も「縁」という単語は出たのです。

それは、この地であるということの重要性。

刀を作ることを、わざわざこの靭負神社という神の御前で行うということが、何よりも意味があることで、そしてそのお披露目の会が今日で、今日ここに来ている、ということの重要性です。

鳥取に赴き刀を持つことになったわしにもその意味は分かる。だってあの日、ここで決めて買うことの意味、というのをめちゃくちゃ感じたからです。ここで会ったのも何かの縁、です。

刀鍛冶見学レポ漫画①より

刀は違った顔をする✨

宮司さんがおっしゃったことのもう一つ「刀は見るたびに違った顔をする」。このこともめちゃくちゃワカル~~~~!!!わかります!!!と首もげるレベルで頷いたな。

もう宮司さんが喋るすべてに対してわしはワカリマス!!ソレです!!!ってなっていたのだが

この「刀の顔」の話が一番わかりみMEGA☆MAXだったと思います。

それは来週東京ビッグサイトでも配布する予定の、刀鍛冶見学レポ漫画2のサビにも通じるところなんですが

この時、この瞬間の私を、刀は映す。

今、自分のやりたい仕事と言われてやらされる仕事との狭間で「ウギ~~~~!絶対にわからせてやる!!!」って毎日目をギラギラさせながらサラリーマンしている私の姿を、この子は映している。

でもいつかわしが上に立つ立場になった時などには、違って見えるのであろう。この刀がいつか研がれて刃がついた時には、わしは違う価値観でこの刀を見るだろうと。

それは決して「今を永遠にできない」悲観的なものではなく、むしろ未来志向的なポジティブな、これからの夢も乗っけたクソデカいものだよ。

変わっていくことこそが人生だからよ。

刀の誕生日🎂

この神前奉納刀は、玉鋼を神様にお供えして「今から刀になりますよ」というところから、焼きから、研ぎから・・・その工程を神様に見守られながらできた刀ということです。

その一連を、宮司さんも神様と共に見守ってきて、そしてついに今日ここで皆さんの前にお披露目する。

僕はこの刀は赤ちゃんやと思います。
赤ちゃん生まれるまでを見守って来た、みたいな。

やからね、今日はこの子の誕生日なんです。

こんなことを仰っていた。

刀鍛冶見学レポ漫画で、わしは玉鋼のことをさして「刀のエケチェンです!!!かわいいね!!!!!」と称したわけですが、エケチェンだよまさに・・・・。エケチェン見れる機会なんて、そうそうないよ。

すげえ時に来た。これが”縁”ってやつか・・・ドンブラザーズ流れまくりやで、これは・・・(ゴクリ

本当は、刀を丸出しにして長時間こんな人々の眼前になんて、刀保存するうえではダメやと言われそうというか言われたみたいなんですが、今日だけは、今日この日だけは、誕生日なので・・・・ということでめちゃくちゃ近くで見れる距離に居たのです。

神前打ち奉納刀(上段)、陶器製山鳥毛写し(下段)

一緒に、陶器でできた山鳥毛の写し君も居たのです。心強いお兄ちゃんやわ!!!

この陶器の山鳥毛写しさんは、刃文再現のために通常ではやらない種類の違う土を組み合わせて焼いたり、焼いた瞬間割れたから3つくらい予備焼いたとかね・・・こちらの話も聞かせていただきましたね。

この陶器刀くんさんの成り立ちも苦労の連続だったようなんですが、もうそれ、石切釼箭神社で石切丸さん奉納刀三兄弟のクソデカ感情を既に醸造していたわしにダイレクトアタックですけどーーーーーーーーー??!!!;;;;;;てなりました。詳しくはこちら↓

オタクに伝えたいこと

もはや今回のこのnoteの大サビと言っていい。わしがこのnoteだけでなく、これまでの、そしてこれからも書くであろうnoteの意味がここにある、くらいの、ありがたいお言葉をしたためる。

それは、宮司さんが仰っていた、”縁”の話そのものです。

きっかけは何でもいい。

ゲームでも。

これからもどうか、愛してくださいね、刀を。

既にあなたは刀持ってはるし、好きでいらっしゃると思いますけどね。

続けてね、ってことでした。好きで居続けてくれと。

まあ、家帰ってから、自分の刀見て、自分のクソ刀剣乱舞グッズだらけの部屋の中で、泣いたね。

この97年の間にも、もう一度神前奉納をやろうという話はあったんじゃねえかなぁ・・・っておもたよ。

でもさ、刀に興味ない人からしたらさ、もっと福祉とか、道路整備したり、子育て給付とかさ、そういうのにお金使ってって思うやろね。

無理やったんやろうな。

わしは今回車で来たやけどさ、それは「バスも電車もねえじゃん!」っていう1回目の長船の感想からきてるの。

自分だってそうじゃん。なの。

それがよ、縁あってここで刀のエケチェン見てんのさ。

これがどういう感情かってのは、もう、一文字則宗が言ってんだよ。

刀剣乱舞-ONLINE-の中に答えあるんよ。

だからわしはこれからも刀剣乱舞をやるし、noteを書くし、この備前長船の地で鍛冶された刀匠から買った刀を育てていくし、またここに来ますよ。
何度でも。

そうだな。……坊主、刀剣男士の強さとは何かわかるか

刀剣乱舞-ONLINE- 特命調査 慶応甲府 回想より

ああ。僕ら刀剣男士は、そうだ

刀剣乱舞-ONLINE- 特命調査 慶応甲府 回想より

おさふねサービスエリア

山鳥毛バーガーは17時までだぜ🍔

もはや神社でめちゃくちゃ滞在してしまったので(こんなクソデカ体験をすると思っていなかったので)、外はもうすっかり夜だったぜ!!!

夕方?知らない子ですね・・・。(冬)
実は時間があったら「さんカフェ」などにも行こうと思っておりましたが、わしは今日ここからまた車で4時間半くらいかけて家に帰るつもりでしたので、17時でしたが、少し早めの夕食だわ!!!

おさふねサービスエリアの山鳥毛バーガー&山鳥毛セット食べたいマン!!!!

やる気満々で🚙で移動したが、なんと山鳥毛バーガーは17時までの提供だった!!!!なんてこった!!!!!

この「文字で主張する山鳥毛性」の愛と、なんかバーガーに刺さらされてる(刺さらされてるとは)山鳥毛さんの面白過ぎる絵面に惹かれていたが、時間終了は仕方ない!

山鳥毛セットであったかおうどんとゴボウの天ぷらという依り代に身をやつした山鳥毛さんを食しましたぜ!!!

山鳥毛セットの天ぷら

あとこの愛しかないやろ、という、山鳥毛アイス・・・見てくれ・・・・・・・。

山鳥毛アイス

どういうところが愛かというと

  • 意味深な灰色のアイス本体

  • 意味深な白いホイップ

  • 意味深な頂点のサクランボの赤

  • 意味深な黒い器

おわかりいただけただろうか・・・?

色がもうどう考えても刀剣乱舞-ONLINE-の山鳥毛さんで構成されているやないかーーーーーーーーーーーーーーー?!??!?

オジキの目と髪と装束とグラサンの色やないか???愛やん。
愛で再現したやん。これ。

わしはこれについて3時間は引きずっていたね。少なくとも。

あとこの頂点にぶっ刺さっておられる”山鳥毛”と書かれた旗はもうこれ「愛の御旗だろ・・・・・」と思ったのでナフキンに包んで持って帰ったわよ!!!!!

あとで綺麗にラミネートしてしおりにしちゃうんだからネッッ!!!!!
刀剣関連書籍読みまくっちゃうんだからネッッ!!!!!SUKI!!!!!!

ぬいぬい撮影会🎀

今回同行してくださったフォロワーさんのひなさんとはもうかれこれ10年以上の付き合いです。夫と同じくらい長い付き合いです。久々の再開にテンションがバカになる~~~♪⁽⁽٩( ᐖ )۶⁾⁾ ₍₍٩( ᐛ )۶₎₎♪

許してくださいぬいぬい撮影会を開かせてください。

山鳥毛「安全運転で帰りも気を付けるのだ、小鳥よ」
シロモちゃん「ぷいっ(敬礼)」
ハチワレ「カメになっちゃった・・・ってコト!?」
ちいかわ「ヴーッ(理不尽)」
一文字則宗「これは”愛”だな」
髭切「すき焼きだよ~」
山姥切長義「ごらん、偽物君 ブルーベリージャムだよ」
香賀美タイガ「俺はこんなことのために青森から来たんじゃねえ!」
ラージャマウリ監督「”神”である」
ラージャマウリ監督「あわれ、虫かごに囚われしプリズムの使者である」

帰宅

お疲れさまでした

夜のハイウェイに車を走らせ、また4時間半。休憩しながらゆっくり帰りながら、やっぱり車を運転するのがそもそもわしは好きなのじゃなあ・・・と思う。

兄者と石切丸さんの加護により無事に帰宅できましたとさ。

「道」のハナシ

最後にわしがかねてより思っていた、刀と車の関係性の話で終わります。
もはや長船に関係が無いっちゃ無い。

でも自分の中では大いに関係がある。

これは”道”の話なので、エレンが「全てのエルディア人は道で繋がっており、そこには過去も未来も同時に存在する」と言った話になるので、もはや進撃・・・!?

道とはよく言ったもので、華道、茶道、剣道・・・その道を極めし者、その通るべき道。通って来た道。これから通る道。色々。

多分刀工という職業も「その道」というものの中で、道を極めた先に、刀剣があって、その先に刀剣男士がいて、わしは握手できた。

道は、過去も未来も同時に存在する。

その刀が、「過去」の何百年前に打たれた刀であっても、その道は「今」の私とも、これからの「未来」の誰かとも、繋がっている。

この道を歩いてきた者が居たから、それは踏みならされて、道となった。

では、誰も歩いたことのないところを、誰かが通ることで、これから「道にしていく」ってのはどうだ?

私はな、そういう生き方が好きなのだ。

誰かが歩いて道になったところ、そこをしっかりと通って生きて来た人が、少し横に向いて、新しく道を作る。細くて一人しか歩けない小道だったとしても、それがまた大きい道と繋がって、バイパスできて、何か、人がどんどん集まって、みちのさきが、まちになる。

街づくり、なんですよ。

その往来に、車を走らせる。

錬金術の先にある、刀と車。

鉄の科学。

鉄は人類の工業に寄り添って来た、最も身近な金属であると、化学やってた端くれ者として言っておきたい。

刀の先にも、戦艦の先にも、鉄の道の先には、我々が普段お世話になっとる身近な「オートモービル」が居る。

かつて戦場に居た鉄の武器たちは、人に寄り添い人と暮らすのだ。

また車でおでけけするかァ~🚙