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サンタは小さい頃からいなかった
「いつまでサンタクロースいるの信じてた?」
「私、小学校の3年生くらいまでかなぁ」
「親がこっそりプレゼント置いてくの見ちゃったから、幼稚園の時からわかってたよ」
って感じの会話・・・。いいよね。楽しそう。
私の一番古い記憶のクリスマスは幼稚園の年中さんくらいかな?この時にもうすでにサンタなんていないことわかってた。
私の小さい時のクリスマスプレゼントのもらい方は、新聞に入っているおもちゃ屋さんのチラシを見て、一応「これが欲しい」と言ってみる。だけど、大体の返事は「これはダメ」・・・だから結局、買ってもらえるのは、そうも嬉しくもないもの。小学校の4年生の頃には、プレゼントすらなかった。
そんなんだから、プレゼントについても「サンタさんにお手紙を書くパターンだった~」とか「クリスマスに近づいてくると、親が色々探り入れてくるんだよね」とか、そんな会話できる人たちが羨ましかった。今もね・・・。
何で家はこうなのか?って、それは間違いなくお金がなかったからだろう・・・とは思うんだけど。でも何かできることはなかったの?って思う。
いつかキンプリの平野紫耀くんが、確か小学校の高学年くらいの時かな?「サンタさんに欲しいものを手紙に書くんだけど、2年連続、枕元に蒲焼さん太郎があった」って感じのことを言ってたんだけど、それでいい。
「サンタさんに手紙を書く」「枕元にプレゼントがある」プレゼントがちょっと間違ってても(大分間違えてても)立派な立派なサンタさん。素敵なママさん。
私は手紙なんて書いたこともない。クリスマスの朝に枕元にプレゼントがあったことなんて一度もない。
もし手紙を書いて、クリスマスの朝にドキドキすることができたなら、プレゼントが、普段お小遣いで買えるものでも何でもいい。ポテチ1袋でもポッキーでも何でもいい。
その時に「え~これだけ?やだ!!」ってなっても、大人になってから、親の愛を感じることができるじゃん。
「サンタさんって本当にいるのかなぁ?」って思える子供でいたかったな。
もし親がサンタだとわかっても、知らないフリもできたと思うよ。私のために演技してくれてるんだって嬉しかったと思うよ。
もし私に子供がいて、お金がなかったとしたら、私は何かを手作りでプレゼントするんだと思う。
もしそれも無理だったら、子供に「サンタさんは実はパパなんだ」って言って、どこか近くでもいいから行って、パパを疲れさせるまで一緒に遊ぶとか、一日中わがまま聞くとか・・・。
他にも「クリスマスはピクニックに行って温かいスープをみんなで飲むのが、我が家の恒例行事なんだ」っていう意味わかんない恒例行事にしちゃうとか。
そうすれば「クリスマス」がさみしかったり、むなしい思い出から「普通のクリスマスとは違うけど、何か楽しいことする行事」に変わるじゃんね。
何でもいいけど・・・・。何かできたじゃんね。
私の親は、私たち兄弟のことをどういう風に思っていたんだろう。他の家はみんなみんなプレゼントを貰っているのに。私たちなら我慢できると思ったのかなぁ。自分の子供だから我慢はさせて当たり前とでも思ってたのかな。
子供の頃にしか味わえないキラキラ夢見る気持ちとか、そういうの奪わないでほしかった。
「サンタは高学年になるまで、マジで信じてたんだよ~笑」って言いたかったな~!!
もし子供ができたら、私は絶対そうしてあげるんだ~^^
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