2024幕開け② おば(85)の彼氏と初対面した話
毎年それで夫には悪いけどお正月には私の実家に1泊2泊することになっている。
私の実家がまあ・・・これまたこじれた家である。
さらに、父の方の親族が元旦に来てくれることもあるが、これまた個性的なひとたちである。
私に受け継がれなかったが、父はとても洋風な顔面をしていて、ある日たまたま私がパートの仕事場で40年外来医師をしているオジサンDrに写真を見せたら、こりゃアイヌの方だよ~
との事。
そういえば父の祖父母は北の出身だとか何とかで、ヨメのほうがいなくなってしまい、夫の方がシベリアだか樺太だかに探しにいってしまい、
娘(父の母)が天涯孤独でひとりの妹を育てたとか・・・その話を思い出した悲しきかな平たい顔族の私・・・(映画&漫画『テルマエ・ロマエ』より)
で、今年の正月はそんな父の姉(85)が彼氏を連れてきてくれるという!
父の姉(85)=おば も勿論阿部ちゃん顔(洋風=テルマエ・ロマエの阿部寛さん)をしていて、昔の写真は外国人に見えるし、すげー美人である。若いころはまつ毛に7本楊枝が乗ったらしく、それで遊んでいたらしい。まつ毛エクステとか要らない。
その顔面でどこでも・いつでもモテモテのため、85年間いかにモテたかはご想像くださればよいのだが、最近でも勿論彼氏がいるのである。
私達家族は実家にすでについていて、夕ごろおばペアが地元駅に着くことになって居たので、いつも迎え当番の父に「お迎えの手伝い出来るからつく頃声かけて。」と声をかけておき、買い物などへでかけた。
買い物から帰宅すると父がいないので電話してみると「おばペアが着いたから駅まで向かってるけどオサケ飲んじゃったから歩いて向かってる」との事。昼間ですが・・・。駅から遠いので通常車ですが・・・。いつも、毎度、車でしたが・・・。何故飲む・・・(怒)。
しょうがないので私が車でおいかけることにした。
駅にて彼氏と初対面。いい方でひと安心。数年ぶりなのに、おばは変わってなくてスゴイ。
帰り道。
「お名前何ておっしゃるんですかー」なんて、自己紹介をきいているうちに、一斉に4台のスマホから緊急地震速報。私運転手。
初対面と、酔っぱらい(77)と、おば(85)を乗せた運転手でこの状況。誰も頼れる者はいない。道が空いていたのでちょっと先の赤信号までノロノロ運転で行ったけど、この緊急状況時瞬間に強く「シンジラレルものは自分だけだ!!」と思ったw (震度4ほどでした)
実家に着いて、宴が始まった。ほかの親戚も来てくれた。父の親族が、これまた結構飲むのである。
普段はずっとしゃべっておる夫も、可哀そうにこの時ばかりは入りずらくて飲んでるだけ。でも今回はこれまたずっとしゃべっているおば彼氏とトークしていた。おば彼氏は元気なオッチャンで話も面白く、声も大きい。おばは地域のアイドル的存在だようだ。適切な距離を取りつつ、支えあっている存在らしい。なんか良かったと思った。
何故かビール(発泡酒も、チューハイも、)が無くて私は買いに走る。(父はいつも日本酒で自分のサケはある。母的には酒類調達は父に任せてるわよ!知らんわよプンスカ。みたいな感じ。私はもちろんあるだろ、って思ってスルーしてしまった。。。)
宴会なのよ、何故なのよ、うちの実家。こういうとこだよ。
そんなわけで私が休めるはずもなく、ついでに酒も「のまない方が良いか・・・(マトモな大人が1人は残っていなくては)」となってしまい大騒ぎした宴は終焉を迎えた。
唯一シラフの私がおばペアをまた駅まで送っていった。
それから数時間後、もう着いていてもおかしくない頃、電話がかかってきて、送った駅から20分ほどしか離れてない駅にいるという。
どういう訳か。。。
二人ともかなり酔っていたようである。。。。。。
しかもけっこう酔っていたから、うちにと他の親族からもらったお年賀のお菓子までもっていってしまったようだ・・・
私はほっこり気分一転。。。
昼間の父からの事もあり酔っぱらいめ~~~とモヤモヤした感想を持った、正月であった。。
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