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山の散策日記 伝統の和紙や絹

【2024年3月26日(火) 】
私たちの生活に、
恩恵を与えてくれる山の恵み。

ひと手間かけると、
伝統的な産物となる。


ガンピ(雁皮)
木を薄く剥ぎ、お湯で煮込み、
ほぐすと和紙の原料となる。

昔は、ほぐしたガンピに、
トロロアオイという植物の
根を使った糊を加えて、
和紙がつくられていたそう。

トロロアオイを用いると、
カビが生えやすいようで、
洗濯糊を使うと保存もきくそうだ。

ただ、
自然たっぷりの原料でつくるなら
糊も自然たっぷりでつくりたい!

ガンピ(雁皮)の木と剥いだもの。



山蚕
絹の原料となる繭。
桑の葉を食べる養蚕と
少し性質が異なるそう。

山蚕の繭は、
翡翠のように発色して、
糸には独特の艶があるそうだ。

ただ、
製糸できる量が少ないそうで、
貴重な絹となる。

枝にぶら下がっている山蚕。
ピントがあっておらず、すみません!



山桜
家具の材料として人気が高い。
樹皮は樺細工に利用されるそう。

もうすぐ開花を迎える。
桜のお花見が楽しみ!

樹皮を観察していると、
何か奇妙なゼリー状の
ものがついている、、、

これは虫さんが、
木に入り込んだため、
樹液が出てきたもの。

毎年、桜は見ているようで、
初めての経験!

山桜の樹皮から奇妙なゼリーが!


少し山に入るだけで、
多くの山の恵みに出会えた。

森の早春の香りに空気感、
とても癒される。

また機会があれば、是非とも訪れたい!

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