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土つくりの優先順位

【2024年2月22日(木) 】
有機栽培での土つくり。

有機農業スクールにおいて、
良い土が、
良い野菜をつくること、

良い土つくりが
根幹であると学んだ。

今日は、
有機栽培での根幹となる
土つくりについて、
その中でも、
優先順位について、
振り返ってみた。


以下の書籍を
参考にさせていただいた。
『有機栽培の基礎と実際
小祝政明著 農文協』


まず土つくりを考えるうえで、
重要となるのが3つの要素。

<土つくりの3要素>
物理性
生物性
化学性


物理性とは、
通気性、排水性、
保水性などのこと。


生物性とは、
土壌中の有機物を分解し、
養分や土壌団粒をつくったり、
土壌病害を抑制し、
品質を向上させたりする
土壌生物のこと。


化学性とは、
化学的な成分(養分)や
要素のこと。


そして、
土つくりを考えていく
うえで重要なのは、
これらに優先順位が
あるということ。


最初に重要となるのが、
物理性。

お野菜の根は、
土中の酸素を取り入れること
によって仕事ができる。
(炭水化物からエネルギーを
取り出し、そのエネルギー
で養分を吸収する)

もし土の物理性(通気性)が悪く、
根が酸素を取り入れること
ができなければ、
養分の吸収能力が低下してしまう。

なので、
まずはフカフカの土を目指す
ことが大切だ。


次に重要になるのが、
生物性。
もし、土に悪さをする
病原菌がたくさんいたら、
病害におかされてしまう。

なので、
有機物を分解したり、
土壌団粒をつくってくれる
有用微生物などが、
たくさんいる環境を
目指すことが大切になる。


そして最後に、
化学性。
物理性と生物性が
整ったところで、
施肥設計(養分、肥料)を
考えることが大切だ。

土がフカフカで
元気な根がないと
養分は吸えないし、

悪さをする微生物に
栄養を与えてしまったら
元も子もない。


私もつい、肥料のことを
先に考えてしまう、、、
この順番を意識して、
良い土つくりを
意識していきたい。


土つくりに重要な3要素。
まだまだ奥が深いようだ。

今後、
土つくりマスターを目指して
さらに深掘りして学んでいきたい!

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