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「ちむどんどん」<「科学忍者隊ガッチャマン」

朝ドラ「ちむどんどん」が、どうもノリが悪い。脚本が「マッサン」の羽原大介だからか。嫌な予感がしてならないのです。

「ちむどんどん」の放送中、なんとなくザッピングしたら、「科学忍者隊ガッチャマン」が放送されていました。子どもの頃、ずっと見ていた作品です。
子門真人の歌声は、朝っぱらからエンジン全開です。つくずく小林亜星の曲は名曲ですね。演奏もすばらしい!ゴッドフェニックスの飛ぶシーン、CM時のテーマ、金管楽器がプワーと響くのはワクワクするしカッコいい!絵はタツノコプロ独特の大人風味で、画面は手書きアニメなので、デジタルアニメと違い荒く雑であります。現在のアニメーションとは比較できませんが、ぐいぐい引き寄せられるパワーがあります。これらの作品があったからこそ、現在のアニメーションがあります。「ガッチャマン」はアニメ史の1つなのです。

「ガッチャマン」が放送されていた時代に、夢中でアニメを見ていた子どもが、大人になって作り手になった人も多いと思います。それほどアニメは当時の子ども生活時間の1部を占めていました。
毎日、夕方からアニメの再放送がたくさん放送されていました。それをハシゴで見ていくのです。ゴールデンタイムには、裏番組のアニメとどちらを見ようか悩むほどでした。
家族でカルピスこども劇場を見て、親が泣いているのを横目で見て笑っていました。そんな私もアルプスの少女ハイジを何度見ても泣いている大人になりました。

昔から仲の悪い弟と、子ども時代のアニメや漫画の話だけは、意気投合します。
わたしは、この昭和のアニメの時代は、単純なアニメ文化ではない、大衆文化としてのアニメという1つのジャンルだと(娘に)主張しております。
娘は、私のことを子どものころ勉強をせずにアニメを見すぎた大人の成れの果てだといいます。別に気にしません。わたしという人間は、幸せな子ども時代で形成されていると思っているので!

どうやら予算と技術をふんだんに使い制作された朝ドラより、昭和アニメに軍配があがったようです。
当分「おいおいベルクカッツェ、その作戦ではガッチャマンに負けるだろ〜」とツッコミをいれながら、子門真人でエンジンをかけるのが私のモーニングルーティーンになりそうです。


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