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外に出てみよう。

夫が亡くなり、人がいとも簡単に、死んでいくのを目の当たりにしました。「私も明日にでも死んじゃうかもしれない!」強い危機感を持ちました。そして長年諦めてきたことを、やらねばとガツガツと邁進しました。

その中の1つが社会活動でした。世の中のためになることをやってみたいと、小さな組織に属してみました。ところが「なんだかおかしい」と違和感が出てきました。社会の不特定多数の人のために尽くす前に、自分の子どもたちに尽くすことが先じゃないのかと気がつきました。

そのタイミングが娘の大学受験と息子の支援学校高等部への入学でした。こうしてわたしは全ての社会活動や小さな仕事、仕事を通じた人たちとの付き合いに一線を引き、小さな家の中に閉じこもりました。

そんな私が、人に会いに行こうとしています。施設の勉強会に来られていた講師の方のお話が素晴らしく、思わず「なにか私にできることはあるでしょうか」と手を挙げたのです。

私は、看護師の資格を持っていたり、障害福祉に少し詳しいので、人から相談をされることがあります。ところが私は共感力が強いみたいで、人の悩みに埋没する傾向があるので、ひどく疲れるのです。コントロールが下手くそなので、あまりに悩みを聞きすぎると、自分を失くしそうになるのです。

私を知る人は、社交的でフレンドリーと思っている人も多いでしょう。しかし実のところ私は「群れ」は嫌いなのです。だから一人が楽なのです。類は友を呼ぶのか、友人も「一匹狼」タイプや「単独行動が苦ではない」人が多いです。

それでも講師の活動に関心があり、お話を聞いてみたいし、何か手伝えることはないかと声に出した自分に驚きました。

「いよいよ機は熟したのか!?」

まあそこまで、深く考えずに、お話を聞いてきたいと思います。そこから何か始まるか、今日で終わるか、そのどちらでもいい。外に出ていくことが大事なのです。

そういえば、母がむかし近所のお寺で、わたしの姓名判断をしてもらいました。
「この子は、大きな駅です。東京、大阪、名古屋駅のようなサイズの駅なので、人がどんどん集まってきます。もちろん本人が望まない嫌な人もやってくるけど、それは人が集まる「駅」だから仕方ないのです。諦めなさい。」
これを聞いて、私はとても面倒くさい気持ちになりました。それからますます「群れ」から離れて生きるようにしてきました。

なんて言いながら、今日のことをあれこれ考えて、昨夜はあまり眠れませんでした。そんな朝にふと見た今日の星占いは、乙女座は1位でした。
「調子に乗ってGO!GO!」です。行ってきます。

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