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「母の日」は特別ではなく

母の日でした。息子は理解できないので仕方ない。娘は「母の日なのに何もしてない。ごめんね」それで充分なので、私自身の「母の日」は終了です。別に気にもしてませんよ。

私もわたしの母には何もしていません。還暦などの節目の祝いなどは、「特別ことをしたら、よくないことが起きる。」と奇妙な持論があるので、「母の日」も特別なことはしていません。(ホント助かるわ)

それよりか、80歳を越えたので、いつ何時、お別れになるか分からないので、マメに実家に顔を出しています。
時たま娘と旅行に出かけるように、声をかけ(それぞれ自腹で)送り出します。好みそうな本を買って(私が読み終えてから)手渡します。スマホが使えると(私が何かと便利なので)世界が広がるからと、使い方を教え込みました。あまり遠出もしないので、先日は(娘を空港に送るついでに)関空の展望ロビーに連れて行ったら大はしゃぎでした。

母は、孫であるわたしの娘と外出するのが大好きです。ぼんやりしたコンビなので、ちょうどいいみたいです。そういえば娘が小さい時に、「地図が読めて、語学ができてくれたら嬉しいなぁ」と孫に期待していました。娘は語学はともかく、かなりの方向音痴ですが、地図アプリでなんとかなっているようです。祖母孝行な娘でよかったです。

母は「末っ子だったから、人の後ろを歩いて行くのが好きだし、なんでも感謝してるから、あまり自分が望むことも欲しいものもない。」と妙に悟ったことをいいます。
そんな母ですが、ずっとバンジージャンプが気になって仕方がないようでした。テレビでタレントが飛ぶのを見ては、「私なら一気に飛ぶ。1度やってみたい。」と言っていました。それなら連れて行こうと言いましたが、「70歳を越えたので、もうアホなことは言わない」とあっさり諦めていました。

ところが最近、空中滑走が楽しめるジップラインを見て「やってみたい。」と言います。できる施設を紹介したら、「年齢制限と体重制限がないのが嬉しいな」とやる気が見えました。本気の冥土の土産になるかもしれません。おそらく施設側が拒否しそうですが、母が納得するように前向きに検討しようとおもいます。

こんなわけで「母の日」は年に1度でないので、プレゼントは無しってことです。(つまり壮大な言い訳でした)


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