【日記】死ぬかもと思った時に思ったこと
生き恥を告白する。
先週半ば、私は足の裏に1㎝ほどの真っ黒い染みを見つけた。
前からあった気がするし、なかった気もする。
結局気になって、日曜にググった。血の気が引いた。
大き目のホクロは要注意で、皮膚がんの可能性があると書かれていた。
ABCDのルール、全てが当てはまっていて、目の前が真っ白になりそうだった。
その瞬間、様々な考えが思い浮かんだ。
悲観的なものから、楽観的なものまで。
不思議と、こういう時に浮かぶ楽観的な考えというのは、さほど楽観的ではない。
「人生辛いんだし、ここいらで打ち止めでいいだろう」。
どう考えても悲観に振り切れている。
下の上の極みみたいな考え方だ。
だが、こう考えたら少しだけ落ちついた。
元々精神が極限まで落ち切っていたので、結構フィットしたんだと思う。
で、結局医者に見せたら……「ホクロですね」、とあっさり終了。
プロは組織の形で見るらしい。ひとつ勉強になった。
むしろ、ホットケーキの油はねで負ったアゴの火傷の方が「大変だ!」と処置をほどこしてもらたった。薬を出されたのもこちらだ。
バカにつける薬もないが、ホクロにだってつける薬はない。
だって、ホクロだし。
「生きてる……明日もきっと生きてる」
明日死ぬ可能性は決してゼロじゃない。それは誰しも同じだ。
なので、私はその喜びと開放感で、楽天の買い物かごに入れていた「後で買う」ものたちをポチポチしまくった。
明日から、家の階段を埋め尽くすほど荷物が来るだろう。
でも、笑って段ボールをつぶして、笑ってクレジットカードの明細を見て、笑って「笑えねぇな」と呟こう。
そして、笑って血液数値とにらめっこして、笑ってウォーキングだ。
泣いてたっていいけど。笑える時には笑おう。
だって、人生は有限なんだから。
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